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一人が何かをはじめると、次々に他の人もやりはじめてしまう。
そんな不思議な場所でごそごそしているかえるです。
こんばんは。
一人が山菜ソバが大ブームになってくると、
だんだん他の人も山菜ソバを注文したくなる。
そして、数日後にはそこに居る人全員が山菜ソバを頼むという異様事態が発生。
一人が寒さのあまりぬいぐるみをアンカ代わりにしたところ、
「それは温かそうだ」と皆好き勝手にぬいぐるみを持参するという、
ここはぬいぐるみ開発部なのだろうか…と思えるもっと異様事態が発生。
そんな、不思議空間で作業をしはじめ、
更に、そんなのが煮詰まってくる月終わりあたりになると、
更なる亜空間がかえる達を待っています。
「いきなり発動、無機物への話し掛け」の頻発です。
月末、そろそろ仕上げないとまずいものがいっぱいいっぱいになってくると、
他の人に愚痴を吐いても「こっちだっていっぱいいっぱいさー」と
返されるようになってきます。
他の人様は自分と同じように必死に処理中。
でも、愚痴の一つもこぼしたいのが人情です。
どーしても、誰かに一言愚痴りたい。
そういうのが溜まっていた時に、さらに処理数が増えた時、
思わず持っていたジュースの空き瓶に向かい、
「こっちだって、一度に処理できる限界数があるよねージュースー」
と呟いた人が。
「すわ、とうとういっちゃったか」と皆で振り返ってみても、
やっぱり淡々と処理しつづける人。
でも、机の上にはくだんのジュース。
と、いきなりその人が今月末の「新しい面白い事」をみんなの前で披露してしまったため、
現在、かえるの居る場所では「無機物に話し掛ける」頻度が激しく上がってしまっています。
「ねー、酷いよねーおにぎりー」
「ねー。大変だよねーペットボトルー」
と、どんどん良く分からないものに話かけている、かえるの居る場所。
そろそろ、皆が家でどんなものに無意識に話し掛け、
家族にびっくりされているか?が怖くなってきました。
「ねー。化粧水ー。」
…一匹でやると、とっても切なくなるのです。
ねー。
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