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旅行先で、珍しいものを見つけてしまい、
思わず、「幸運?」と必死になって捜してみたかえるです。
こんばんは。
北海道でふらふらとしていた時に、ふと一面のクローバーを見つけました。
小躍りしつつ照り付ける太陽。
その下でじりじりと焼けているクローバー。
何となく、その場にしゃがみこみ、
ひたすら四葉のクローバー探しをしてみる事にしました。
しゃがみ、じーっと凝視。
2つの三つ葉が重なっての四葉を選り分ける。
ざっと見てなさそうだったら、次の株へ目を向ける。
久しぶりにそんな事をしたせいか、5分10分ぐらいで
3つ、四葉のクローバーを見つけることが出来ました。
ぷつりと摘み取って、鞄の中にあったルーズリーフに挟み込む。
皺にならないよう、丁寧にていねいにしまいこむ。
そんな事をしていると、ふと、思い出したことがありました。
小さい頃に住んでいた、広い広い庭がついていたマンション。
その庭の隅っこにひょろりと生えていたクローバー。
下半分のすじがほんのりと赤いそれから生えてくるクローバーは、
何故か四葉が生えてくる事が非常に多く、
かえるのこっそり秘密の場所でした。
けれども、大人には子どもの小さな秘密など分かるはずも無く、
夏前になると一斉にやる草むしり、農薬散布のため、
ある日を境に忽然と姿を消してしまいました。
大人になるとどう見ても雑草にしか見えなかったであろうクローバーの一株。
おたまじゃくしのかえるには、これ以上大切な植物は無かったクローバの一株。
今なら、農薬散布が行われる前に株を選り分けてしまうという方法を思いつくのに。
と、思いつつの四葉のクローバー探しでした。
けっこう、捜し始めると癖になるのです。
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