平成16年10月13日。
 
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ぼんやりしてしまうと、人は作業記憶だけで物事を片付けてしまい、
結果不思議なところから物が出てくるという惨事を引き起こしてしまいます。
それをしみじみ思ったかえるです。
こんばんは。

定期券をかばんから出す。
使用した後、それをかばんにしまいなおす。
お金を払った後、お財布をしまう。
車やバイク、自転車を運転する。

といった、慣れてしまうと何も考えずに行える行為のことを、
心理学用語で「作業記憶」といいます。

最初のうちは、
1:それが必要だと思う
2:かばんからそれを出す。
3:使う。
4:しまう。

といった事をいちいち意識して行っているのですが、
それが毎回毎回繰り返されることだと、わざわざ意識しなくても、
この距離になったら定期券を出す といった事を体が覚えてしまい、
はっと気が付いたら電車にちゃんと乗っていたということも可能になります。

真夜中の運転などで、気が付いたらお家に帰ってた等の「小人さんが運転していたの」というのも、
この作業記憶が小人さんの役割を果たしているからなのです。


そんな、日常において新しく重要度が高いものをより意識してするために身に着けた作業記憶。
ぱっと見は非常に便利ですが、あまりにも作業記憶率が高くなってしまうと、
逆に弊害が出てきてしまいます。


駅で切符を買っている最中電話が鳴ったと仮定します。
本来なら、
1:お金を入れる
2:目的地までの切符を買う。
3:切符とおつりを貰う。
4:おつりをお財布に入れ、切符を手でもつ。
5:切符をもって改札口へ向かう。

という、何のことの無い一連の作業ですが、

2と3の間に電話がなってしまった場合、
2:切符を買う
3:電話に出る。
4:切符とおつりを貰う。
5:切符とおつりをお財布に入れる。
6:電話を切り、切符をおもむろに探し始める。
7:普段ポケット等に切符を入れているのに見つからず、慌てる。


といった、ちょっと不思議なことが展開してしまうのです。

この作業記憶の作業中に「電話が鳴る」といった邪魔。
別に電話以外にもいろいろな邪魔があります。

声をかける、大きい音を立てる、異常に疲れさせる。

要するに、集中や行動を一時止めてしまえば、大概作業は中断されてしまい、
後で「自分はどこまでやったっけ?」とクビをひねりひねり作業を再開することになってしまうのです。


このように、作業記憶といったものは非常に便利に使われているが故に、
一度邪魔が入ると、何がどこに飛んでいくか、そしてどんなことをしてしまうか
いまいち良く分からなくなってしまうという副作用的なこともあるのだと、
認識していただけると共に、「ちょっと大変なんだなぁ」と思っていただけると幸いです。


して、皆様に折り入って相談があるのですが。

お仕事後、かえるのペンケースの中にどっちゃりとお菓子が詰め込まれている代わりに、
シャーペン、消しゴム、赤ペン、定規といったものが一切なくなっているのは、
やっぱり、作業記憶が混乱してしまったと考えてもよろしいでしょうか。


現在、お菓子を食べながら筆記用具大捜索中なのです。

よよよよよよよ。
      
 
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