平成16年11月21日。
 
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朝作ったものを全部食べられなかった場合、
そして、出かける先に食べ物屋さんが無かった場合、
朝ご飯が終わった後にこそこそとお弁当を作るかえるです。
こんばんは。

お昼に給食が出されなくなってから、研究室に顔を出すまでの間。
お弁当を作らないと、お昼が食べられないという期間がありました。

そのため、一人暮らしになろうが、親がいようが、
毎週末には、小さいハンバーグ大量生産や、ソーセージ大量買い込みなど、
日持ちし、なおかつお弁当に詰めやすいものを探すのが必須項目でした。

これを手抜きすると、1週間あっという間に貧しい食生活になったからです。

毎朝作る玉子焼き。
朝ごはん流用のしゃけ。
朝起きるのが10分早いと、ほうれん草等のあえもの。
めんどくさくなると、冷蔵庫にあった野菜をいためたもの。
前の週に作っておいたひき肉のそぼろ。

そんなものを毎朝必死で作り、ついでに口の中にも放り込んで
通っていたせいか、当時のお弁当製作時間はけっこう楽しいものでした。

けれども、世の中調子に乗ると変なものを作ることがあるのです。


朝、お弁当を作ると遅刻ぎりぎりになる時間に目が覚めたときのこと。

あわてて台所に走って行き、暖めれば出来上がるおかずを冷蔵庫から出し、
「ご飯だけはいっぱい持っていこう!」とお弁当に詰めたまでは良かったのです。

あわてすぎて余計なものまで出してしまったかえる。
本来卵焼きに巻き込もうと思っていたシラス干しを、ご飯の上に降りかけ、
そのまま学校に行ってしまったのです。


当たり前ですが、シラス干しは干してある食べ物です。
ご飯の上においておけば、その水分を吸収して膨らみます。
まいて、お弁当作成から食べるまでは優に6時間はあります。


そんな事実などすっかり忘れ、お昼ごはんを食べようとお弁当を空けた瞬間、
ダースどころか、グロス単位で1/1の大きさになったしらす(超集団)に、
「やぁ」とこちらを見られたときの恐怖といったらもう!

真っ青になりつつもお弁当を閉じたのですが、お昼を食べなくては乗り切れません。
お友達から海苔をもらい、しらす(超集団)を隠しながらお弁当を食べた遠い過去は
まだまだ忘れることが出来ない、恐ろしい現実だったと思っています。


…。
本日、やっぱり「冷蔵庫の中にお弁当の食材が撲滅していた」「朝あわてていた」
ということから、全く同じ「しらすがやぁ!というお弁当」を作ってしまったかえるとしては、
やっぱり、当分忘れてはいけない事象だったのだと切実に思います。


…。
やぁ! ってしらす(複数)がいうのぅぅぅぅ。
      
 
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