平成16年12月18日。
 
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願望というものは、思いも寄らないところでかなってしまうと、
狂喜乱舞して喜ぶことを学習したかえるです。
こんばんは。

お好み焼きが食べたくて仕方がない。
さりとて、ここら辺のお好み焼きはかえるの食べたいお好み焼きではない。
お好み焼きは重ねて焼くもので、混ぜては焼かないし、
おたふくソースではなくて、カープソースで食べたいの!

という、どこの地域味で育ったか丸分かりの味覚をしているかえる、
一度お好み焼き分が足りなくなると、苦しくてたまらなくなります。

食べたい。
でも、大概のお好み焼き屋さんは混ぜて焼いてしまう。
よしんば大丈夫でも、ソースがカープという怪しい所はこっちではみたことがない。
でも、食べたい。

そんなうずうずしながらも、生活していた今日、
お夕飯を作るのをサボる為にデパートでうろうろしてたところ、
「広島からきたお好み焼き屋さん最終日大セール」というものを見つけました。

どうやら、食料品階が時々企画しているものの一つとして出店しているらしく、
それが本日で終わりとの事。

知らないお店でしたので、「どんな味なのかなぁー?」と思っていたのですが、
お好み焼きを作るおっちゃんが、いい感じで職人風でしたので並んでみました。






小さな鉄板に、均等に生地を置いていくおっちゃん。
一瞬、「小さいお好み焼きだー」と思っていたのですが、
後から考えると偉く甘かったです。
でも、広島のお好み焼きの平均から考えるとずいぶん小さいです。




きゃべつを嫌がらせなまでに乗せるおっちゃん。
並んでいた「お好み焼きが食べたいぞ一同」からは、
「最後のお好み焼きだから、キャベツを乗るだけ乗せる気か…」と心配になる。
そもそもひっくり返せるのか、謎は深まるばかり。




とうとう豚3枚肉までのせられたお好み焼き。
普通のお好み焼きの厚さの3倍はあります。
厚すぎです。




それは見事に端っこによけられたお好み焼き。
「そばはどこで焼くんだ?」というみんなの悩みがいきなり解消。
お好み焼きを焼くおっちゃんは、鉄板を上手に使うプロでした。
おっちゃんぶらぼー。





最後には、卵を落として焼いた上にお好み焼きをひっくりかえして焼き、
それをもって完成とするお好み焼きでした。
今まで知らない形ですが素敵です。
30分間、良いものを見せてもらいました。



と、30分間立ちっぱなしでうっとりと集団でみていた「お好み焼き製作」
お家に帰るまでの間、そして、食べるまでのあのソースの良い香りで、
お好み焼き分は十分に補充しました。

卵焼きに、何をかけても大概平気なかえるですが、
お好み焼きだけは、重ね焼きでカープソースで食べたいのです。

ごちそうさまでした。
      
 
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