平成17年5月12日。
 
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あんまり良く分からない天気が続いた後に、からりと晴れたりすると、
意味も無く幸せになり、洗濯を繰り返すかえるです。
こんばんは。

後から考えると、それは「今までの何か」をぐるりと外してしまったのに、
その瞬間から考えると、「魔がさした」としかいえないことを、
かえるの所では、「天気が良かったんです」とこっそりと言っています。

やったことの大きさだけを見ると、大したことではないのだけど、
そのことをやった結果、その後の価値観や行動形態ががらりと変わってしまう。

でも、やった瞬間は「ああ、やらないと」とふと思い立ち、
それまでずーっと引きずっていた何かをぺろりとやってしまう。

そんな感じの「天気が良かったんです」という言い訳。


心理学的見地から言うと、常日頃から「やらないと」「やった方がよいのだろうなぁ」
という無意識の衝動や葛藤を言葉で報告、表現する代わりに、一足飛びに行動
してしまうという、傍や自分で見てもびっくりな「行動化」というものなのですが、
これがなかなか、便利なものがあるのです。


別れを切り出そうかなー、でも大変だなーとてりてりと伸ばしていたり、
早く手をつけないと、後々大変そうだなぁと思っていた雑用、
こっちに一応頼んでいるけど、実際やってくれるまで時間がかかりそうだしなぁ…

と、今すぐに決めなくても良いけど、ふとした拍子に頭を出す「したほうがいいのだろうな」
のいろいろな種。

でも、ある日ある時瞬間的に、「あ、今からしよう」と誰かが代わりにやってくれるかのように
ざくざくと片付け、あるべきものをあるべき所にしまってくれるかのように、
すっきりと綺麗に片付けてくれるのです。

お家の中だけの事をやってくれる「天気が良かったんです」は、マメ子さんですが、
マメ子さんではちょっとやってくれない、自分の人生の決め事を、急にさっくり決めてくれるのは、
この「何故だか何だか良い天気」のある一瞬だったりするのです。


さくっと人生を変えてしまったり、今まで価値があったものに価値をなくしてしまったりする、
「天気のよさ」。

自分の現段階で持っている物の価値というのに固執しないのであれば、
けっこう素敵な人生をつれてきてくれる生物なのです。


てしてし。
      
 
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