平成17年9月2日。
 
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瑠璃色に紺色を混ぜたような紙に、銀色の縁取りを。
上部中心には、同じ銀でポットの図案を。

という凝りに凝った図案でお茶会のお知らせを出していたかえるです。
こんばんは。

季節が変わるごとに、対応した手紙の一そろいを。
それだけでは軽過ぎる場合の為に、上司のと、かえると完全私用のをそれぞれ。

大それた事をするわけではないのですが、まじめな手紙を出す用事がある時には、
ちまちまと揃えている手紙の揃いを出してきて、発送作業にせいを出すのが通常です。

けれども、上司用、お茶用、かえる用と揃えているのであれば、
いっそ封蝋のシールもそれ用に揃えてみたいのが、手紙好きな生き物こころ。

お茶会用のTや、かえる用のKのシール、ポットのシールというのは、
専門店に行けば販売していますが、流石にかえるの形をしたシールというのは、
未だ一度も見たことがありません。

けれども、想像してみて欲しいのです。


結婚式でもない限り、使わないような厚手の封筒がポストに届き、
「なんだろう?」とひっくり返して送り主を確認しようとした瞬間、
銀色に打ち出されたかえるの姿を視認する人の心の中。


確実に、「なんだこれ?」と途方にくれるに決まっています。
もしくは、「また、かえるが何かやってるよ…」と呆然とするのもありです。

その上、「何か重要なことでも?」とドキドキしながら中身を確認しても、
大したお誘いでもない用事が書き連ねているだけという下らなさ。

ここまできたら、読んだ相手も全力でぐったりするに違い有りません。
かえる、想像するだけでうっとりです。


「やるのだったら徹底的に、相手を殲滅する勢いで。」
というのがモットーの研究室に一番長くいるかえるです。

実際に殲滅活動にでたら、確実に手が後ろに回ってしまいますが、
手紙に趣向を凝らしたからと行って、警察に怒られるまでは至りません。
ある意味チャンスです。


ということで、どこか蛙のシールを作っていないか? とうろうろ探し回り、
どうせなら、○と×のオリジナルのシールを作ってもらえないものか? と思い当たり、
過去の頭の中の履歴を全部ひっくり返し、たどり着いたのがここ。

以前、研究室の鍵につけていたキーホルダーが年月に負けて破損。
次つけるのは、もう少し偉いのを! ということで注文に行った時、
「オリジナルで何でも作りますよー。印章(シール)もイチからなら色々出来ますし」と、
アンティークから、アンティーク風味の素敵なものまで色々と見せてもらったことを思い出しました。

素敵な技術でメロメロになるものを作ってくれるこのお店。
ここに頼んだら、かえるが描くかえるよりも遥かに可愛らしいかえるを、
シールで作ってくれるこそ請け合いです。
ああ、欲しい。

オリジナルで作れるなら、ぜひとも作ってしまいたいカエルのシール。
でも、9月に入って急激に寒くなった今、現実問題何か羽織らなければまずいのでは?
と日々体温が下がっていく今日。


理想だけでは確実に冬眠に入りそうな昨今なのですが、
こういう寒い日には、ぜひともお茶会開催で温かいお茶を飲みたいと思うのもまた事実なのです。


悩むなぁ。
      
 
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