平成17年9月5日。
 
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どんな色を好むか?といった事から、その時の精神状態を考えるのが色彩心理学。
だとしてら、現在赤い色がきれいに見えて仕方ないかえるは、元気に違いないと思うかえるです。
げーほげほ。

普段好んで使うのは、生成りや白等の柔らかな色。
おかげで、出かけている最中に気になる物や視線が行くものも、
同じような色のものが非常に多いのです。

それが普段の「気になるものに目がいく」という状態なのですが、
季節の変わり目や気分が急変した時等には、普段と違った色や柄などに目がいくときが有ります。

かえるもそんな状態だったのか、最近やたらと赤い物に目がいくようになりました。

最初のきっかけは、お花屋さんの中に居たミニブーケに使われている赤い花の中に。
「お花分が足りないのかな?」 と、お花を買って生けてみたものの、
てろてろと生活していても、赤い林檎や赤いパッケージ等に目を奪われ続けることばかり。

普段目にしない物ばかりに目が奪われ続けるようになり、微妙にくったりとしていた所、
最後には赤い椿にメロメロにしてやられました。

キレイな金赤の椿の花。
葉っぱは硬くてつやつやな緑。

ぱっきりとしたコントラストは、目に鮮やかでついついうっとりと魅入ってしまう代物。
けど、雪の中でその姿を見ることが出来るのは、あと数ヶ月ほど先。

でも見たい。
触りたい。
いっそ、弄ってみたい。

そんな欲求に逆らえず、うろうろ何か無いかと探していたところ、
はぎれ専門店にて、キレイな金赤のちりめんを見つけました。


欲求不満な生き物は、時に物凄い逆転劇を自前で行うことがあります。
カキ氷機で氷を作ったうえに椿を載せて悦に入ったり、
写真を見てうっとりしたりなど様々です。


というわけで今回。
あまりにも理想な金赤のちりめんを手にいれたかえる。
感極まった挙句、赤い椿もどきの針山をちくちくと縫ってしまいました。

黄色い刺繍糸が家に見つからなかったので、白い刺繍糸でおしべを。
緑のつややかな布は見つからなかったので、薄い水色のちりめんで葉っぱを。

なんだか、当初の欲しかったものとは偉い違う仕上がりとなってしまいましたが、
手元にキレイな赤があるというのは、それだけで幸せになれるのだなぁと、
うっとりした1日でした。

素敵な色というのは、目のご馳走だとすら思うのです。
うっとり。
      
 
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