平成17年9月25日。
 
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あんまりしょっちゅう風邪を引いているので、どんなに熱が出ても
「ああ、出ているなぁ」とわずらわしさを感じるだけで生活しているかえるです。
寝込んでいると、1年ぐらいかかります。

瞬間、ゆらりとする視界や遠くなる音。
一気にわずらわしくなる家事や用事や雑用事。
楽しみにしていた本やビデオや映画であっても、放って布団にもぐりこみたい。

ポカリの水割りと柚子ハチミツを水に溶いたもの。
林檎の摩り下ろしたのにパウダー状の氷を混ぜ込んだり、
食べやすく煮溶けるまで煮込んでおいた、スープの類。

それと、飲みつけている風邪薬とビタミン剤。
携帯と電話の電源は出来る限り切って大熟睡。

加湿器は出来るだけ切らさないようにたっぷりと加水。


と、風邪の時の家の中対応はばっちりしっかりしているかえるですが、
それでも時折、引いてはいけない風邪というのを引いてしまうのです。


風邪の引き始めや、終わりかけ、そんなぐずぐずとしている時に限ってくる断れないご用時。
「がんばろー」とてりてりと出かけていって、やっつけてくるのですが、
そんな時にインフルエンザの菌を貰うと、事態は一層酷くなってきます。

帰宅の電車の中で、「いーいー」とショッカーになりそうな勢いで、
背中と関節がごりごりと痛くなり、寒いのか痛いのかどんどんと判別がつかなくなっていく。
「す、水分とらないと!」と思っても、冷たいものは飲むと体が痛いので飲めない。

どうにかこうにか最寄り駅までたどり着くと、ごりごりと病院に行き、
「ああ、また?」とインフルエンザ用の風邪薬を処方してもらう。


こうなったら最後、一昼夜はショッカーのままベッドの中で寝返りも打てず、
ひたすら「寒いー、痛いー、メールがちかちかしているけどとどかないー」
と、寝たり起きたり呻いたりを続けることになるのです。


が、世の中というのはマーフィーの法則で占められているものでして。

かえるの住んでいるところでは、毎週木曜日と日曜日はどこの病院もお休みです。
そして、インフルエンザウィルス対策のお薬というのは「発生から24時間以内」に
服用しないと、さっぱりと役に立ちません。


発症、土曜日の夕方。
今、日曜日の朝方。

インフルエンザになろうとも、さっぱりと仕事はお休みできませんので、
こうなったら、怒られるのを覚悟で救急車にお電話するか、
笑われるのを覚悟で、隣町から往診してくれそうな病院を片端から当たるしかありません。


基本的に一人暮らしが大好きな、かえる一族なのですが、
一体こういうときには誰に助けを求めればよいのかさっぱり分かりません。


途方にくれて呆然としつつ、カーテンの隅から外を眺めるあかときくだち。
せめて、太陽が上がる前には方針を決めなくては月曜日には地獄が待っています。


痛いなぁ。
      
 
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