平成18年12月14日。
 
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きれいな琥珀色のもの。
とろりと艶やかに流れるもの。
多種多様どころではなくあるお酒の中でも、カモミールのお酒は
かなりの勢いで大好きなかえるです。
美味しかった。

最低限の荷物を積み込まなくては、年越しが出来ないのは現実。
けれども、目の前にドアがあるのに通り過ごせないのも現実。

ひっそりとした扉の前で、さほど悩む時間も無く、
大荷物のまま飲みに行くことに。

いつものように、開店から閉店まで居続ける変な客とではなく、
ふらふらと2〜3杯で帰るかえるとしてほうぼうと。

いつものお酒をだらりだらりと楽しんだり、
この後帰るから、香りの良いもの無いですか? と探してもらって楽しんで。

忙しい中にも、ほんわりとした幸せをかみ締める数時間の中、
「香りが良いものといえば」と最後の一杯を出してくれました。





暗くてなかなか見難いとは思いますが、カモミールのグラッパ。

マローロ グラッパ エ カモミッラ というものらしいのですが、
とにかくその香りといい、飲んだ後の甘やかさといい、残り香の気持ちよさといい、
「これでおしまい」になるのが切ないのは滅多に無いのでは?
と一匹、身もだえするほどの美味しい飲み物でございました。


うっかり自分で買おうにも、入手困難なお酒らしく。
お酒でさえも、一期一会なのだなぁと切なく思った年末でございました。

まだまだ、生活はさっぱりそろっておりません。
      
 
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