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一度失敗すると、原因と対策が分かるまで延々と考えたり、繰り返す。
お陰でそろそろ生活リズムが完全に狂ってきているかえるです。
午前中は、声がかかっても反応しません。
生イーストは短期決戦。
ドライイーストは長期決戦。
ストレス発散は素晴らしいとばかりに、パン作りにいそしみ、
あちらこちらに被害を撒き散らしたり、机の前にすら座らない生活を送っていたのですが、
そんな初歩的な事を学習し、小麦粉ごとの発酵具合が何となくわかり始めた今、
急に奇妙なパンを作るようになってきてしまいました。
例をあげると、ミイラ化や化石化したシナモンロールや、
このままパン粉にするしかないような天日干ししたかのようなコッペパン等、
オーブンをあけた途端にへたり込みたくなるようなどうしようもないものばかり。
プレーンな物は、こちこちに凍らせた後に、カッターで砕き倒し、
パン粉として敗者復活戦を試みたりしたのですが、
それで何とかなるものでも無いのが失敗作。
具合が悪くなれば悪くなっただけ、良かったら細部を詰めたいだけ繰り返すものなので、
ここ数日は酷いパンばかりを大量生産しておりました。
何日も何日も繰り返せば、失敗といえども何かが違う事は分かってくるはずなのですが、
今回はさっぱり分かりません。
お手上げです。
毎回、焼く度に書いているメモ帳をひっくり返しても、
強力粉や水に変化はさっぱり無し。
後は、焼きすぎて気分がだれたぐらいしか、考えられませ…。
忘れてた。
世の中、余りに雨が降らないので忘れていましたが、立派に梅雨の季節でした。
今までは、湿度が高いとはいえまだ雨がふりそぼらない微妙な気候。
かえして、先週末からは雨が延々と降り続ける切ないお天気模様。
発酵するのに、何より水分が必要なパン生地にとって、うっかり除湿をかけた部屋は致命傷。
爆発するチーズケーキやら、ハンドクリームの味のするレモン水やらを作る母のお陰で、
お菓子だけは幼い時から作ってきた今、気温一定で焼く癖はついていますが、
湿度までは気がまわりませんでした。
湿度計と温度計。
一度一度、台所を綺麗にすること。
どんな材料で何をどのような温度設定で作ったか。
気にせず作っても何となく出来そうなおやつ作り手ですか、
メモを残したり、気をつけたりすることは、次の時に一手間かけられる手がかりになります。
過去からの手紙は、割に便利です。
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