平成19年4月23日。
 
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道具を揃えてしまうと満足してしまうので、
三年目に突入するまで、出来るだけ借り物でしのいでいるかえるです。
ようやく、三年目に入りました。


半年で何となく場に馴染んで。
二年目で歩き方がロボットにならなくなって。
三年目でようやく可愛らしいものに目移りし始めて。
毎週毎週、ちまちまとかよっていたお茶のお稽古が、ようやく三年目を迎えました。


ここまで続けてしまったら、もう辞めるタイミングを逸してしまったので、そろそろと道具によろめく事に。
小さなお茶道具によろめく予定だったのですが、残念ながら家には畳がなく練習出来ないのでよろめけず。
というわけで、手軽に持ち運べる懐紙や茶扇子などをにまにまの対象にする事に。


春を感じては、懐紙を桜にして柔らかな桃色にめろめろし、
夏の気配を感じては、時計花の扇子にお師匠さんと一緒ににまにまする。


そんな、幸せいっぱいのお茶生活のなのに、ふと入ったお店で見た扇子に一目惚れしてしまいまして。


安定した結婚生活に、突如沸き起こった黒い雲みたいな感じです。
抗えない魅力たっぷりです。

季節折々の和菓子をテーマにした、和柄なのだか、モダンなのだかさっぱり分からない可愛らしい茶扇子。
骨も、宮脇さんなので、ぱちりと閉められる気持ちよさはそのまま。

これからは夏だろうと、7月の茶扇子だけをいただいて帰宅したのですが、
お師匠さんにも、周囲にも好評過ぎて、欲が出たのは二週間後。


どうにか残りも手に入れようと、四方に渡り探したのですが、
関東では取り扱い無し、関西でもそこだけの取り扱いと、
欲を出しても手が届きにくい事この上ありません。



それでも、頻繁にある大阪出張を利用してお店にあるものを全部頂いてきたのですが、
これでもようやく三本。


月々の和菓子がテーマと書いてある都合上、残りは9本。

次に、いつ入荷があるかも、こまめにチェックするわけにもいかない茶扇子の会。



幸い、待つことだけは得意です。


ちりちりとする欲と共に、お稽古事に通いつつ、入荷を待ち続ける会。



あと、四年ぐらいの間に全部揃えば本望です。
にやり。
      
 
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