平成25年6月23日。
 
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6月4週。

人はどうしたって、過去の体験から「今の経験」を判断します。

過去に似た嫌なことがあれば、「今回も嫌な経験をするかもしれない」と身構えますし、
良い事であれば、「楽しい事があるに違いない」と無責任に思い込みます。

新しい物事からすれば失礼に値するかもしれませんが、人間やはり「ある程度の推察」をもって
判断しておくと気が楽ですし、身構えもラクチンです。


そんなわけで、日常無意識に感じている喜怒哀楽。
あれはどこから来ているのか? をぷらぷら考えておりましたら、
お財布から大量にポイントカードが出てきました。

あまりの枚数に衝撃を受けたので、おもわず整理してみました。

ドラッグストア
お化粧品
お洋服屋さん
布屋さん

と、世の中にはこの4カテゴリーで思った以上に細分化されたお店があるのだと、
静かに動揺もいたしました。
ついでに1年以上行ってないお店のは思い切って処分しました。

お財布、大変スリムになりました。


あまりに嬉しかったので、思わず町にお出かけしてきました。
さっそく散財した結果、ポイントカードが増えて困惑したり、
ポイントが増えて幸せ感じたりしました。

一生懸命に整理したのに、増えるとなんで嬉しいのだろうか?
と考えていたところ、原体験に思い到りました。


夏休み、睡眠不足のままに目をしょぼつかせつつ集合場所に集まって、
おっちらえっちらと体をぶらぶら動かしては貰う、「ラジオ体操のスタンプ」

今になっては、何の判子を貰っていたのか?は覚えていないのですが、
首から下げるタイプの台紙と、田舎に帰った時には増えない判子にしょんぼりとし、
8月下旬にようやくもらえるお菓子の袋に、幸せ一杯だった光景です。

今なら数百円で買えるはずのお菓子袋に一喜一憂し、眺め入りながら帰宅し、
ちょびちょびと食べたおやつ達。

少しづつたまっていく判子と、ようやく貯めた判子台紙と引き換えに貰うおやつの物悲しさと嬉しさは
ポイントカードを貰うと無条件に感じる「何だか嬉しい」の原体験です。

更に思い返せば、そもそも人類の物流通貨の基礎になったり、ドラクエのレベルアップだって
同じ考えの踏襲であるとも考えられるのですが、

かえるにとっては、「ラジオ体操の判子台紙とおやつ」の関係が、
「台紙を貰うと参加しなくては行けなくて困惑」し、「ポイントがたまるとおやつに近くなるので嬉しい」
に違いものだと思った夏近く。

日常生活、無意識で処理しているものはを考え直すという事は、
なかなか楽しいものであると、改めて思いなおした今回でした。


まる!
      
 
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