平成17年8月12日。
 
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体調が悪くなる前に、食事をするのがめんどくさいと思う前に、
ちまちま作っては冷凍庫で大量保存するスープなのですが、
大量に作る前にはやっぱり下ごしらえが必要だったりします。

前日寝る前に昆布を水につけておき、カツオをあわせて和風だしをとっておく。
鳥ガラを流水で良く洗い、綺麗にしてから弱火でことことと出汁をとる。
野菜も、ある程度作る材料から抜き出しておいて野菜ストックを。


話で聞くと妙に手間ひまがかかっているように聞こえるこれらですが、
かえるは基本的には洗って水につけるだけ。

頑張っているのは圧力鍋や専用の薬缶。
にもかかわらず、美味しいだしが取れると「材料はえらいなぁ」としみじみしてしまうのです。


基本的には切って煮込んでしまえば出来るスープの数々。
けれども、鳥団子を作るときに軟骨を砕いて入れるとか唐辛子を入れるとか、しいたけを入れてみるとか、
そういったちょっとした事で、見違えるように美味しくなったりするのもスープなのです。

手間隙をかけ過ぎてしまったり、「これはこう!」と決めてしまうと作るのが大変になりそうですが、
ちょこっとだけ手間をかけて悦に浸ったり、美味しく出来たら良いなぁとメモを取りつつ作るのは、
結構楽しいものなのです。

自分で食べるだけのもの。
人様に出しても大丈夫なもの。
送ってしまってもえばれるもの。

それぞれ、手間ひまや香辛料の割合が変わってしまうのですが、
それはそれ、人間の見得や妥協がわかって興味深いのです。


たかがスープ。
されど、スープ。

どうせ食べるなら、美味しく幸せな方が素敵です。

先生からかえるへの連絡
 
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