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時々、かえるはかえる自身が学んでいる学問に対して怖いと感じることがあります。
知識として学ぶ、知的好奇心を満足するために学ぶという意味においては、
とても面白く、また深い学問だなぁと思うのですが、
その知識を大事にし、歩いていきたいと思っているかえるにとって、
知識の深さが一定を超えると、怖いくらいに今までやってきた事が跳ね返って来ることがあるからです。
それまでは他の方の症例として考えていたことが、全部自分に返って来る恐怖。
それは自分がしらんぷりをしていた自分自身の嫌な事がいっせいに明るみに出てくる恐怖です。
大概、それを味わった後はぐったり・しんみりとしてお家に帰らなくてはいけない・・・
という精神的爆弾になります。
このことを人様にお話したところ、
「他の人に当てはめて考えれば良いのでは?」と言われたこともありました。
が、人様に当てはめて考えたとしても、考えているのはかえる自身です。
人様の事を考える時に、その方の背景で考えられるわけではないので、
やっぱりかえるが考えている以上、考える基準はかえるの気持ち・過去の経験です。
考えた結果怖いのは、やっぱりかえる自身です。
結局、この学問をしようとすると、かえる自身を考えざるを得ない・・・
それは、かえる自身が目をそむけていた部分を見つづけざるを得ないという事に気が付いて
やっぱり恐怖に叩き込まれます。
かえるも小心者です、やっぱり見たくないものについては見たくないのです。
けれどもし、かえるの嫌な部分にきちんと直面しそれを受け入れられたら
かえるの物の見方、考え方はちょっとだけ変わるのかなぁ・・・と思って、
逃げてしまうのだけはやめています。
沢山見つづけて、考えて・・・・
いつか、人生のふちを覗き込んでみたいものです。
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