平成15年3月7日。
 
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最近、「真面目絵日記と日常絵日記との差が激しい」
と突っ込まれるようになりました。
…かえるの人生が激しい証拠なので、あんまり気にしないで下さい。
そんな感じのかえるです。
こんばんは。

真夜中に、急になる電話。
電話に出ると、半泣きの声での言葉。

「人を心の中に入れるのは、大嫌い。
 なのに、入れてしまった場合は、一体どうすればよいの?」

わりと長い間、「ひとり」で全てを賄うという事が、
とても良い事であると思いつづけていた人の、
ふとした瞬間から「たにん」というものを、自分の中に入れてしまったという矛盾。

そうした矛盾と、容認してしまった事。
相手のふとした反応で、絶望を感じてしまうと言う事。

そんな事を、夜中にふと自覚してしまい「弱くなった自分」というものに嫌悪する。

「今まではひとりでよかったのに。」
「人を内側に入れる必要性など、感じなかったのに。」
そんな気持ちを「弱い」と認識していっぱいいっぱいになるのです。

そんな電話に、半年ほど毎晩付き合っていた事があります。

否定と拒絶。
自己嫌悪。
途方と自己憐憫。
拒否と受容。

そんな単語で表す事の出来る電話。
緩やかに拒絶を受容へとしていく過程。
そして大概、上手に「弱いけど強い自分」というものを受け入れる事が出来て来ると・・・
かえるの元にはぱたりと連絡が来なくなるのです。

数年続いている、夜中のかえるの不思議電話。

寝不足になりつつも、一緒にストレスを味わって胃痛になりつつも、
それでも続けているかえる電話。


そんな何年も前にあった出来事を、かえる今日久しぶりに夢に見ました。


一人で居るのは強いのか?
それとも、「誰か」を信用できる、頼る事ができるのは強いのか?

かえるには今だに答えが出ないでいる問題の一つです。



でも、
人は一人で居続けるよりも、誰かを心に入れることが出来た方が、
ずっとずっと強くなれるとかえるは思うのです。

誰かのために、ちょっとだけ我慢する。
心の中にいれてしまった人たちのために、一寸だけ我を張りつづける。
その人の為に、その線を引く。

それを「弱い」と表現する事もありますが、
「あの人には拒絶されたくない」という一心で、
とても強くなるとかえるは考えているからなのです。


貴方の中には誰か居るでしょうか?
そして、貴方は強いのでしょうか?
      
 
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