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ゆるりと世界が白くなっていく。
固いはずの地面が、マシュマロになってしまったかのように、
柔らかな感触が足の裏から伝わってくる。
いろいろな音がするはずなのに、
人のざわめきや、子どもの話し声、それから色々な音。
それらが一気に音を無くす瞬間。
そんなものを体験してきたかえるです。
こんばんは。
出かけ先。
人様はたくさんいるのですが、ちょっと助けを求めるには大変そうな場所で、
ちょっぴり人生の危機にあってきました。
丁度人様とお別れした後、
「さて、美味しいお菓子を買ってかえりましょうか」
とくるりと歩き出した時、
本日のかえるの人生の危機が発生したのです。
世界がふんわりと白くなっていく。
これだけなら、人様にご迷惑にならない場所でぼんやりしていれば
そのうち治るのですが、今回はちょっとだけ危機がハードなのでした。
白くなっていくだけでは飽き足らず、
足元がマシュマロみたいに柔らかに感じられてくる。
気持ち的には、千鳥足な感じです。
ただでさえ視界が白くなっていっているのに、
足元が愉快になると、上手く端っこによれません。
なんだか、交通大迷惑の原因になっている気分です。
が、これだけならまだ「ヤケッパチの感覚」で、
人様が居ない方向へ逃げ込めるのですが、
今回、久しぶりに方向感覚がゆかいになってしまいました。
…気持ち的には、お風呂上り後に湯当たりした気分です。
あんまり幸せではありません。
と、こんな事を人様がひたすら多い駅構内でやってしまったかえる、
ちょっと人生がハード過ぎる…というか、人生大変ー
と、いろいろな方に「へるぷふろっぐー」と叫んでしまいました。
結果、姉に助けてもらい事なきを得たのですが…。
…。
……。
へるぷふろっぐーっと叫ばれてしまった人、
ご迷惑、お騒がせいたしました(ふかぶか
…かえるはまだまだ元気なはずなのです。
けちょり。
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