平成15年5月14日。
 
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ふと、お友達の日記を見て、
この素材は興味深いなぁーっと思ってしまい、
思わず「貸して」と言ってしまったかえるです。
こんばんは。

最後の一人という番号を、10秒差で貰ってきました。
貰わなければ、この道を何も考えずに歩けたのにも関わらず。

最後の休日を、無為に潰すのが嫌で仕方が無かったので、
人様に会いに行く事にしました。
予約を取るのにかかった時間は、30秒ほど。

けれども、予約を取るのが10秒遅かったら、
その人と連絡を取るのは難しかったという事を、
かえるは後から知りました。

何も考えずに、普段通りに動いていると、
ふと、その時間にしなくてはいけないことを無視して、
違う事をやったら、この先どうなるのだろう…と思う事があります。

朝起きてから、眠るまで。
必要な事。
やらなくてはいけない事。
今日中にやる事。
やりたいなと、時々思い出しては苦笑する事。
慌てて、片付けないといけない事。

一日の大半が、その「その日やらなくてはいけない事」で占められているのが
大概の人であるのにも関わらず。

でも、かえるは時々ふと
「仕事中、ふとその扉から出てしまったらどうなるのだろう?」
と思ってしまうのです。

必要だと思い込んでいること。
やらなくてはいけないと思っている事。
本当に必要な事。

けれども、それ以外の事。
日常に紛れ込んでいる、ちょっとしたずれ。

そんなものを見つけてしまうと、生活が出来なくなってしまうよと言われても、
でも、ふと関心をひきつけられる
「本来なら送らない、違うかえるの行動」というものにひきつけられてしまうのです。

今、本を読まずに電話をかけたらどうなるのか。
今、おもっている事を、生活無視して実行したらどうなるのか。

実際にやるには、リスクが少し大きすぎますが、
それでも「違う1日」というものを考えてみると、
今送っている毎日。というものは、自分が選択した結果だという事が分かって、
少しだけ幸せだなぁとかえるは思うのです。

選択して送っている、自分の毎日。
選択しなかった、もしかしたら違うかもしれなかった違う自分の毎日。

自分の毎日が、「やらされている」と思った時、
そんなことを考える事が出来たら、ほんの少しだけ幸せです。
      
 
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