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微熱が延々続き、少しづつ元気がなくなっていく。
そんな風に周囲に見られてしまい、
「元気?」「生きてる?」と突っ込まれているかえるです。
こんばんは。
ドアを引く前に、携帯の電源を落とす。
「こんにちはー。」と声をかける。
靴を脱いで、端っこに寄せる。
目の前にある階段を、とてとてとあがる。
全部を取り払って、妙にすっきりとした部屋には、
椅子が4組だけ。
目の前にあるアルコールランプに炙られて、
お湯はのんびり熱くなる。
そんな、妙にのんびり、採算度外視なお家カフェに
てくてくと歩いてかよう。
家でいれれば、5分10分で入れることが出来るお茶。
頼めば、泣きたい程時間がかかると分かっているのに…。
にもかかわらず、誰も居ない場所、
無駄な広さと静けさというものにあこがれて…。
授業に必要な本を一冊持ち、てくてくとお店へ急ぐ。
かび臭くて有名な中国茶を頼み、ぼんやりと読みふける。
何にも無い時間。
それこそ、誰にも束縛されない時間。
足を投げて。
お茶をこしながら、ページをめくって。
訳分からなくなったら、そこにポストイットを貼って。
妙に人生を追いかけられて、
妙に、「これをしなくては!!」という義務感に駆られたりと、
カリカリしている時。
お家でお茶をするのも良いですが、いっそ気分転換に
少し遠くの場所でお茶をするのもいい感じです。
…。
最近、ちょっぴり「人生の洗濯」サボりがちなかえるには
お家カフェは幸せの場所なのです。
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