平成15年5月25日。
 
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常にぱたぱたと動いている割には効率が悪い。
とあっちこっちから突っ込まれ、微妙に途方に暮れる…。
というやっぱり非常に効率が悪い生活をしているかえるです。
こんばんは。

一時期、「独白」と言った事柄について、「不思議だなぁ」と思い、
調べ物をしてまわっていた事があります。

同じ「胸に秘めた事」であるのにも関わらず、
無理矢理言わせれば、「自白」、自ら言ってもらうと「独白・告白」と
言葉が違うのは、その時のかえるにとって興味深い事であったという事と、
妙に人様から「独白」を受ける事があったからなのです。

決して偉そうな外見を持っていない。
それどころか、中身すらもっていないかえる。
人様がずっと抱えていたであろう苦しみや状況の独白をお話して戴いても、
かえるの胸にしまうのは、やっぱり大きすぎるのです。
小さいかえるにはいっぱいいっぱいです。

けれども、それでも聞いていて。
お話をしてくださる方の表情やしぐさ、目の動き、声のトーンを見ていて、
かえる、気が付く事がありました。

「相談」といった時の人様の「助けて欲しい」「どうして良いか分からない」
といった態度が「独白」の時には殆ど無いのです。

どちらかといえば、その絶望的なまでに救いが無かった状態をきちんと受け止めて。
許せない事を、許せるようになるまで、ひたすら聞いて。

その結果、自分の胸の中で上手く折り合いがついたものを。
自分の中で許せたという事実が出来たものだけを、
かえるにお話して下さるような気がしたのです。

自分の中でまず、自分が処理出来ないような大きな出来事を、
処理出来るようになるまで待つ。

自分の中で、まず自分を許す。

そして、それをぽつりと人に言う。
自分はきちんと許せているのか? それは正当であるか?
という事を確認するかのように。

「独白」は、そんな様子にかえるの目には、うつるのです。
      
 
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