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笹を、係りの人が撤去しているのをみて、「あれは、一日の為だけの仕掛けだったのだ」
と妙に納得し、そしてちょっぴり寂しくなってきました。
毎日イベントまみれだと、それはそれで大層たいへんですが、
イベント事が無さ過ぎると、逆に心底イベントを楽しめないかなぁと思ったかえるです。
こんばんは。
笹の葉を出していたのは、7月のはじめ。
それから少しづつ、人さんの願いのこもった短冊が飾り付けられるようになり、
だんだんと鮮やかさをましていく。
そしてピーク。7月7日。
その1日が過ぎると片付けられる笹達。
そんな一連を、笹が良く見えるテーブルで一週間ほど観察していると、
隣の女の子が「なんだかデートの女の子みたいだね」という感想を漏らしていました。
話を聞かせてもらうと、
笹が広場に出る = デートの一週間前、どきどきするようになる。
短冊が飾り付けられるようになる = 自分の外側を磨き始めてぴかぴかになる。
そして当日 = 朝から張り切って、その人のためだけに仕度をする。
次の日。 = 心は満足。体はぐったり。となるので、
出来るだけ相手に姿を見せないようにぐったりする。
…。
言われてみたら、それもそうだなぁとしみじみと感心していたのですが、
では、デートとデートの間には女の子は一体何をしているのか?
とかえる、疑問に思ったので聞いてみることにしました。
すると、帰ってきた言葉はたった一言。
「中身を磨く」との事でした。
普段から磨いておかないといけないもの。
寸前で磨かないと、ちょっと綺麗にひからないもの。
どうやらこの違いというものは、とっても大きいらしく、
どちらもきゅわきゅわと磨いておかないと、直に相手に飽きられてしまうとの事。
数ヶ月にちょっとしか暇が出来ないという、仕事にモテモテの人を
とっつかまえている人は、やっぱり自分の磨き方を知っている人みたいです。
数ヶ月に一度、一年に一度。
なかなか会えない人たちは、1回1回が真剣勝負、みたいです。
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