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色々な人様のお話を聞くのに疲れてしまったので、
今度はかえるが人様に色々お話してきました。
おかげで大分元気になったかえるです。
こんばんは。
お出かけ帰りに、お気に入りのお茶屋さんへ行く。
ソファーに体を預けてお気に入りのお茶を飲む。
うまうまと飲み込んだ後に、幸せのため息をつく。
そんな「一人うまうま時間」と言うものを堪能していると、
向こう側に座られた人様のお話と言うものが耳に入ってきました。
どうやら、人生が上手くいかないと言う事を相手にお話されているらしく、
お店に2組しか居ない為、気兼ねなくお話が出来たらしく、
お話内容はだんだんと白熱化に向かっていました。
「…なのでね!!」
「…や、でも……もあるし。」
「こう言う事もあったの!!でね!!」
「や、…だよ!!」
…。
なかなかの白熱ぶりで、お話している人、聞いている人の理論というものが
あっちこっちから飛び出すと言う、耳に入れていて大層楽しいお話だったのですが、
ぼんやりとしつつも、なかなかに気になるところがありました。
唐突ですが、お話には流れがあるとかえるは思います。
「こんな事があった。」
「事の起こりはこうで、こうなった。」
「私はこう思った」
「相手はこう思ったらしい。」
「なので、次回からこうしよう」
起承転結とはまたちょっと違うのですが、
事実と主観的意見、客観的立場、相手の同意を得る事。(または、意見を求める事)
というものを前提に、相談めいた愚痴というものはお話されているのでは?
とかえるは勝手に思っています。
これを全部聞いてもらえなかったり、お話できなかったりすると、
何となくお話した時の満足感が無かったりすることがあります。
気持ち的には「なんかやー」と思うこともあるみたいです。
でも、聞いている時にはこの「うにょうにょな気持ち」というものは
すっかり心の中から消えています。
あるのは「どうにか解決する良い道は?」と解決策を考えて、
それを相手に伝える事で必死になってしまった自分だけみたいです。
かえるはよくそうなります。
そんな感じで生じた矛盾。
自分は聞いているつもりなのに、途中で話をはじめてしまう為、
自分は話しているつもりなのに、途中で話を挟まれてしまう為、
お互いにストレスが溜まる状況になっているため、
話しても、聞いていても、解決策も精神的満足も得られない状態。
なんとなく、時感泥棒さんに時間を取られてしまった時の
焦燥感がありそうだなぁ…と、かえるは聞いていてぼんやりと思いました。
お話は、最後まで聞かないとなかなか理解できません。
まいて、日本語です。
最後まで聞かなければ、どういう意味で言ったのか?というのは
本当に分かりにくい。
そんな気が、かえるにはするのです。
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