平成15年9月5日。
 
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「永遠にこの状態でいたい」という言葉を聞くと、
それはそれでちょっと嫌だなぁーとげほげほしつつ思ってしまうかえるです。
夏風邪はお腹に来る上、エアコンのスイッチを切らなくてはいけないので
気分的には死活問題です。

体力的にどん底になった時。
精神的にそこを這いずっているような気持ちになった時。

仁鐵さん辺りは、「まぁ、最後は空ですし。」と済ませてしまうぐらい強そうですが、
そこまで強くも無く、悟っても居ないかえるは、
そんな時に一つの言葉を思い出す事にしています。

「至上最悪の状態は、12時間しか持たない。」

どうしようも無く状態の悪い時、状況の悪い時というのは、
とにかく「どうして良いか分からない」「苦しくて仕方が無い」と
絶望感とどん底真っ青な気持ちになりやすいです。

それはどうしようもなく切ないものですが、それでもそれは永遠には続かない。
だから、へにょへにょとするよりは、ちょっとでも他の事を考えてみよう。

「この状況が、永遠に続いて欲しい」という蜜月な発想とは間逆な考え方ですが、
体調がすぐに悪くなるかえるにとっては、割と重要な考え方なのです。

体調が悪くなるから、健康な時が幸せだし、
悪くならない方法、悪くなった時の対処が上手になる。

精神的に落ち込む事があるから、その後の瑣末な事でさえ幸せだなぁと思える。
あんまり悪くなる回数が増えてくると、そのうち「浮上する方法」という事も
自覚するし、落ち込んでいる人に「何」が必要か?という事も分かって来る。

そんな、ポジティブなのかネガティブなのか良く分からないこの言葉。

けれども、辛くて仕方が無い時に「辛くて仕方ない自分」だけを見つめているより、
じゃぁ、どうしようか?
この原因はなんだっけ?

と、とろとろと半分眠りながら、次の策や原因を探った方が何となく幸せだと思えるのです。


心の中に、つらいを全部抱きしめるより、半分だけ持っていたほうが、
状況は一緒でも、心の余裕が違うのです。

余裕は、有った方が幸せです。
      
 
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