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朝方になると、「雪でも降り出すのでは？」と錯覚する勢いの寒さとなりました。
けれども、昼間は２０度ぐらいのあたたかさ…と立派に風邪が治りにくく、
寝込んだり、机まで遠征出来るようになったり…と一進一退をくり返しているかえるです。
こんばんは。

「突拍子も無い事を言われてしまい、激しく印象に残る人」という人が居ます。

言っている本人は、これ以上なく真剣に物事を考えた上で述べている意見なのですが、
聞いているほうとしては、「…これは！！？」と妙に衝撃をうけたり、
真剣にその言葉の真意を考え込んでしまったりと、不思議一杯ワールドとなるのです。

そんな「不思議言葉ワールド」という事を、馴染みの美容師さんにお話した途端、
美容師さんが聞いたことのある、とっておき「不思議言葉ワールド」を教えてくれました。

「この前本当にあったオーダーなんですけど、『幸福そうな髪型にしてください』って言われたんですよ。
　雑誌とかでは「美人な髪型」とか「かっこいい髪型」とありますが、
　『幸福そうな髪型』ってオーダーされたのは初めてです！！」


…どうやら、オーダーされたご本人さん曰く「不幸そうに見えるらしく、同情買いすぎ」との事。
それを回避したくてのオーダーだったらしいのですが、オーダーされた方は本気で悩み、
お店にいたスタッフ全員で「幸福そうな髪型」について討論会が開かれたそうです。

そんな「不思議言葉ワールド」を展開してくれるお姉さん。

その後も様々な言葉で、お店のスタッフ全員を不思議ワールドに連れて行ってくれるらしいのです。

髪の毛を短く切れば、「あら、ひよどりみたい」。

更にご本人さんその「ひよどり」髪型が気に入ったらしく、次回オーダーから電話予約の段階で
「ひよどりお願いします。」と電話をかけ、受付のお姉さんをお店に行かずに
不思議ワールドに叩き込んでみたりと、大活躍のご様子なのです。

なんだか、そのお話を聞いていて、かえるも「不思議ワールド」に人様を叩き込みたくなってきました。

どうせなら、一度ぐらいお店の人が討論会を開くぐらいの不思議ワールドがいいというのが人情です。

一ヶ月必死に考え抜き、考えたオーダーは「権力者に受けがいい髪型」。

けれども、美容師のお兄さんには
「ああ、年上にうけが良い髪形ですね」とさらりとかわされてしまいました。


…インパクトのあるオーダーを考えるのも、けっこう大変みたいです。

むむむ。