平成15年11月20日。
 
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一度訳の分からない事を考え始めると、
それはもうずーっと考えてしまうかえるです。
こんばんは。

最近の青少年は「やさしさ」を求めたがる。」といわれます。
人を傷つけたくないし、自分も傷つくのは嫌だから、
出来るだけ「やさしく」するのだ…という事らしいのです。

相手がそうしてほしそうだから「そうする」。
重い話をすると相手が大変だから「話さない」。

「やさしい」のか「相手を信用していない」のか、判断に苦しむような言葉の数々を、
「自分は優しい」という青少年は、容易く口にするみたいなのです。

「だって、そうしたら相手が(自分と一緒にいるの)辛いでしょう?」と。

何となく、違和感を感じました。
確かに、相手のことを気遣って行動するという事は良い事だと思います。
でも、他人に深入りしないという事=やさしい ということは、
かえるは違うと思うのです。

なんだか、「失うのが怖い」のかなぁ?と思ってしまいました。

相手に深入りすれば。
自分の中に深入りさせれば。
そういう事をすれば、時には言われたくない言葉や感情というものを、
相手にぶつけたり、ぶつけられたりする時があります。

でも、だからといって「関係をすぐに失う」と言うものには直結しないはずです。
きちんと相手を知っているのであれば。

相手が怒り狂う事を言ってしまったのであれば、
相手に嫌われても仕方がありませんし、
言うのであれば、それを覚悟して言うべきです。
自分の責任でもって、「それ」を言ったのですから。

けれども、そこまでの言葉でないのであれば。
それを発言する事で「関係を失う」と恐れるのであれば。

それは、「優しさ」ではなく「優しい逃げ」でしかないのだと、
かえるは思うのです。

全員に「深さ」を求める必要はありませんが、
全員に「優しい逃げ」をする必要性も無いと、かえるは思います。
      
 
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