平成16年3月16日。
 
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先日、ふとそれを思ってから、延々とそれに対して執着がはじまり、
毎日毎日「あれが食べたい」と思うようになったかえるです。
こんばんは。

昔は季節限定でしか食べられなくて。
ちょっと石油とかで一定温度と湿度が賄えるようになってからは、
割と年中無休であちこちに売られたりしていて。

にも関わらず、やっぱり基本的には旬以外は高いので、
出来るだけ目を合わせないようにして、
どうしても我慢できなくなった時だけ、こっそりと買い占めて。

一度に大量にご飯を食べられない代わりに、「これが食べたい」と思ってしまうと
ひたすらお小遣いを握り締めて、「これ」を買いに行くかえるにとって、
食費の半分以上が突発的に食べたいと思ったご飯や果物だったりします。

ご飯であれば、さほど高い物を食べたいと思わなければ良いのですが、
果物の類は、旬を外すと酷い目にあったりするため、
かえるの心の中だけで、毎回毎回注意が必要なのです。

そう、とても注意が必要だったのです。

お買い物でお店に行っても、出来るだけ旬の苺とリンゴと蜜柑以外は見ないようし、
それ以外のものを目にしたとしても、「これは今は居ないもの居ないもの」と
何度も何度も呟きながら別の売り場に行く…。

そのくらい、注意を重ねていたのですが、
本当はもっともっと注意が必要だったのです。

ここ数日の、「そろそろ夏ですか?」という陽気に誘われて、
「夏だ一番カキ氷」のお話なんかしなければよかったのです。


…。
という訳で、今までブルーベリーだったり、グレープフルーツだったり、
苺だったりと、出来るだけ安価な果物をカエル的マイブームにしていましたが、
新しい果物大ブームが決まりました。


すいか食べたい。
これ以上なくすいか食べたい。

目に鮮やかなほど赤い果肉とか、こげ茶色と真っ黒とそれにすらまだなってない種とか、
そこまで要求しないので、ただただ、水分たっぷりでほんのり甘くって、
まぐまぐと両手で食べても怒られない場所で、
心から思う存分すいか食べたい。

ついでに、どうせだったら、一匹じゃなくて何人かで夏みたいにすいか食べたい。

…。
かえるの知り合いで、かえるが其方様の住所を知っている方全員にご忠告申し上げます。
真夜中にスイカ1個かかえて「一緒にすいかたべてー」とだんだんと家の扉を叩いた場合、
大人しく一緒にスイカ食べてください。

最近、普通にぼんやりと会話をしながら何かを食べるという行動に、
かえるたいそう飢えているのです。

ましょましょ。
      
 
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