平成16年6月2日。
 
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3時間座りっぱなしで微動だに出来ない割には、
真剣に雑誌に見入っていたかえるです。
こんばんは。

唐突ですが、「欲しいのに買えない手近なもの」というものが
かえるには存在しています。

別にお小遣いが足りないから買えないとか、
買いに行くのに大層な時間がかかるとか、
買うのにはちょっと勇気がいる代物だとか、
痛みを伴うのであんまり欲しくないとか、

そのような「買わない理由」など無いのにも関わらず、
何故か全く買えないという切ないものが、かえるにはあるのです。

そんな、かえるの中だけ非常に価値あるもの。
それは割と何処でも売っていそうな「抹茶味の鯛焼き」なのです。

月に1〜2度お出かけする先の近所にある鯛焼きやさん。
種類も豊富に、「あんこ」「かすたーど」「抹茶」「白玉」「ぴざ」等、
美味しいのだかイロモノなのだか不思議な鯛焼きが沢山あるのです。

でも、お出かけ先に行く時はいつも急ぎ足。
買って齧ってみる余裕なんてありません。

そして、用事が終わる数時間後には、
「おなかすいたおなかすいたおなか…」と、
おやつどころではない騒ぎでおなかがすいてしまい、
お夕飯を一刻も早く確保しようと躍起になる為、鯛焼きの存在を忘れてしまうのです。

帰りの道すがら、お腹のくちくなった後に考えるのは鯛焼きのこと。

果たして、とっても甘いのか薄皮なのかさっぱりなのか…
と考えると、「次回こそは絶対に買おう!」と心の中に鯛焼きのイメージを
焼き付けるには十分な動機になるのです。

けれども、次回ご用事の時は「時間が時間が…」と
鯛焼きどころではない状態。

そんな事を思い始めてはや数ヶ月が経過しているのですが、
未だに鯛焼きを口に運ぶ事は出来ません。

今は、「果たして鯛焼き屋さんは夏でも存在しているのか?」の方が
深刻な課題になりつつある気がして仕方がないのですが、
いつか食べてみたい「かえる的価値ある存在」なのです。

めろめろ。
      
 
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