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どうやら、一夜目に「まぐろかま」を食べるような妙な人は、
かえるしか居ないと嫌というほど教えてもらったかえるです。
めそめそめそめそめそ。
かえるが居付いている研究室の主様は、時折摩訶不思議課題というものを発生させます。
ある日、ある時唐突に、「○○について調べてきてね☆」と一言言ったかと思うと、
全力で走って逃げてしまうのです。
運が良い場合は、研究室に居付いているかえる達だけが被害に遭い、
運が悪い時は、就職活動に走り回っている4年生や入ったばかりの1年生までもが、
それぞれ、「今この時期にわざわざ出さなくても!」というショックと共に、
被害を受けることになるのです。
過去の被害を上げると、
「飲み物について何か書いてきてね」
「お水について調べてきてね」
「ストレスについて調べてきてね」
「インターネットについて調べてきてね」
等、これ以上ないぐらい全力で広い範囲の課題を、
コラムを書けばよいのか、論文を書けばよいのか、レポートを書けばよいのか、
いっちょ絵でも描けばよいのか、そもそも、紙媒体で提出なのか、
添付でメールでよいのか?サイズは幾つなのか?何ページぐらいなのか?
といったものを全く述べないまま、課題を出し逃げするのです。
・・・。
1回、2回なら、まだ、かえる達も「皆で頑張ろう」とちまちまと図書館で調べたり、
まじめにまとめたり出来ます。
が、これが月に何度も「今回も同じネタでよろしく☆」と言うことをされると、
だんだん書くことがなくなります。
気分的にはネタ切れです。
と、何年も皆で無い知恵と頭を絞って何かとにかく書くことで、
課題をやっつけていたのですが、最近、これが意外と役に立っている事に気がつきました。
例えば、「携帯について調べてきてね☆」と課題を出された場合、
最初の頃は、大人しく「携帯の歴史」とか、「電波利用法」とか、
とても偉そうかつ無難なものを選んでいました。
が、そんなのが5回も6回も続いてくると、飽きてきます。
第一同じネタは3回までしか使えません。
となると、次からは「何色が使いやすそうか」「機能発達について」と、
ちょっとづつマイナー路線をつっぱしるようになり、
最後の頃になると、「携帯電話のストラップと世代の考察(好き勝手絶頂バージョン)」や、
「携帯電話の発達と恋愛期間の関係の考察(多分そうだと思いたいバージョン)」など、
研究対象なのだか、コラムなのだか、その割には質問誰にもしていないし・・・。
と摩訶不思議なものが出来上がっていったりするのですが、
これ、もうちょっと煮詰めたりすると、立派に論文になれます。
気分的には、毎月、毎週、論文の卵の大量生産をしていた気分です。
一つの偉く捉えどころの無いテーマ。
でも、あちこちから無理矢理覗いてみたりすると、
結構、面白い思考や行動が見えたりするものです。
・・・そんな事思わなくては、3年もねちねち日記書いていられません。
きっとネタが尽きてしまっているに違いありません。
どきどき。
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