平成16年6月28日。
 
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久しぶりに大喜びでおやつが食べられたため、
無駄に元気いっぱいだったかえるです。
こんばんは。

宿を探すときには、一人一人こだわりがあると思います。

宿代に旅費を割くよりは・・・と、安ければ安いほど嬉しい人。
駅の近くが良い!と強固なまでに、立地条件で選ぶ人。
そして、宿の中の設備で撰ぶ人。

つまり、ベッドの固さで選ぶか、
アメニティーグッズのお気に入り具合で選ぶか、
はたまた、眺望の良さか、空調のよさか。

そんな、泊まってみないといまいち分からないもので、
宿を決めてしまう人が居ます。

・・・大概、一度お気に入りの宿を見つけると、
他の宿に浮気しないのが特徴です。

そんな、宿の中の設備の中でも、
泊まった上で頼んでみないと分からないものに、はまりにはまった挙句、
何があっても、「この宿じゃなきゃそっちいかない」と、
我が侭放題言うまでになってしまったかえるなんぞが居たりします。

かえるがはまってしまったもの。

朝の6時半から11時まで(一部は10時半まで)しか、オーダーが通ってくれず、
しかも、ちゃんと細かいオーダーを通そうとしたら、
一部は夜の12時までにチェックをしておかないといけないという、

ホテルの朝ご飯。
しかも、正確には「朝ご飯の中についてくるジャム。」

板前さんが何を考えたのか、朝から必死になって作ってくれる朝ご飯も捨てがたいのですが、
ふわふわオムレツにお約束のポテトの焼いたの。
厚切り豚さんの焼いたハムかボイルしたソーセージ。
パンは6種類からお好みで、好きなの3種類。
マフィンで無かった場合には、美味しい無塩バターとジャム3種類。
意地で絞ったオレンジジュースと低温度で殺菌した牛乳付きの紅茶もついてくる、
洋風朝ご飯セットが、大好きで大好きで仕方が無いのです。

でも、それはすべて、美味しいアプリコットジャムを食べるがため。


毎日、タイマーかけてまで早起きし、
ルームサービス注文中に、「アプリコットジャム入れてください」と、
お願いするぐらいのらぶりなジャム。

毎回毎回、本気で「ジャムが食べたい」という理由だけで、
その宿に泊まり、満喫していたかえるでしたが、

・・・。

本日、そのジャムの「ご家庭用大きいジャム」が、
かえるの家の近所でも売っている事が分かりました。

・・・。
・・・・・・。
とりあえず、パンとジャムを買って帰り、
焼けるだけパンを焼き、ジャムをぬれるだけ塗ってもぐもぐと食べ倒したのですが。

・・・。
今までの、「必死で宿までたどり着く」「次の日の朝ご飯のために早めに寝る」「わくわく注文する」
「ようやっとジャムにたどり着ける」といったカタルシスはどこに行ってしまったのだろうか・・・。

と、美味しいのやら切ないのやら、良く分からない気持ちに襲われてしまって仕方がありません。

美味しいジャム。
らぶりなもの。

何処で、どのように入手しても味が変わるわけではないのですが・・・。
やっぱり、手に入れるまでのカタルシスといったものは、必要不可欠だと思うのです。

でないと、きっと、そのうち飽きてしまうのです。

まぐまぐ。
      
 
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