平成16年6月29日。
 
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一匹でぼんやりしていると、
「後ちょっとだけ痩せたいなぁ」とほんにゃり思うかえるです。
こんばんは。

暑いなぁと思いつつ電車にごとごと揺られていたところ、
『夏前にプチダイエット。』
という、夏直前お約束CMに目をやられました。


女性向け雑誌はもちろん男性向け雑誌でも最近お目にかかる、この
「○○に向けて○kgだけ痩せる」といった系の記事、
そういった記事が乗っているお姉さんやお兄さんをじーっと観察していても、
痩せた方が体力的に良さそうだという方はあまりお目にかかりません。
逆に、もう少し柔らかい方が見ていて幸せになれるのにと思える方の方が
多いような気すらしていました。

けれども、何かイベント事がある前には必ず出てくる
「もう少し痩せよう!」の記事。

どうやら、世の中的には自分が不幸なのも彼氏が居ないのも、
彼女が出来ないのだって、流行におくれがちなのも、いまいち要領が悪いのも、
器量だってよくないのも、仕事が上手にできないのも、

ぜーんぶ、体重がすぎたせいらしいのです。

・・・記事によると。

確かに、流行最前線みたいなお洋服は大きい号数のお洋服は売っていませんし、
あんまり足が横に大きいと、華奢なお靴は入りません。
一定以上やせると、比率的に目が大きく見えるのも確かに事実です。

けれども、流行最前線を追っている雑誌をわざわざ買うお姉さんが、
そんなに痩せないとお洋服が無いの!!というぐらい号数が大きいとは思えませんし、
ある一定の体重というのは、見かけがどうというよりも生きるために必要です。
迂闊にそれ以上落とすと、今度は生きていくのが大変になります。

けれども、それでも毎回出される「○kg痩せる」の記事。
「痩せるとこんなに幸せになれるのだよ」の記事内容。

もしかしたら、「痩せれば全てはうまくいく」という、
魔法の言葉をかけられている記事なのでは?とかえるはちょろりと思ってしまいました。

かえる的には、「痩せる」よりも「維持する」方が大変な気がするのですが、
そもそも、ダイエットは「今後、この食生活を維持します」といった、
一種の決意がいるものではなかっただろうか?と思ってしまうのです。

痩せたら手に入るもの。
痩せたどころで手にはいるものではないもの。

ちゃんと考えてから動かないと、魔法の言葉にあっさり代価を支払いそうです。

こわこわ。
      
 
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