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お茶を淹れたり、お電話を引き継いだり、かちかち紙を作ったり。
それらの作業よりも、人を起こすという作業が一番大変だと思っているかえるです。
こんばんは。
お昼ごはんを食べ終えお茶も飲み、お昼の授業が始まるまでの数十分。
この時間に横になってごろごろするのは、とても気持ちがよいものですし、
ちゃんと眠れるかどうか? というのは、その後の気力にも違いが出てきます。
それは、学生でも当然ですし、
先生方でも当然であったりします。
毛布を頭からかぶり、ぷふーぷふーと寝ている塊りに声をかける。
声をかけた位で起きるなら手間がかからないとおもいつつ、揺さぶる。
これで起きたらよかったなーと思いつつ、毛布を奪い取ってたたむ。
ついでに手の届かない所へ隠す。
そのうち、「寒い」と文句をいいはじめるので、
それまでにお茶を淹れなおして、机の上へ置いておく。
かえるがお昼に顔を出す研究室では、これら一連の作業が
大体毎日行われています。
最初の頃はこわごわと行われているこれらですが、
流石に夏も過ぎると、皆問答無用で毛布をめくれる様になっていきます。
が、これで終わるならまだ安全なのです。
運が悪い起こし方の場合、ここから授業が始まるまでの数分間は、
とんでもない文句を言われ続けないといけないのです。
学: 「せんせー、起きてくださいなー」
先: 「ひどいよー。」
先: 「せっかく、ここ数年の学生の間で見目麗しい上に賢い子をようやく集めたというのに、
最後の最後で、『先生は男だから』って、○○さんが皆もっていってしまったのー。
ひどいよー。せっかく集めたのにー。」
学: 「教育委員会が査察に来ているときだけはそういうのは言わないでください。
というか、全力を持ってそれセクハラになりますから」
先: 「ひどいよー。ひどいよー。あつめたのにー。」
…。
学生(複数形)と先生はいつもなかよし良い職場です。
多分。
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