平成16年12月2日。
 
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欲しいなぁとぷつぷつつぶやく割には、お店まで買いに行かないので、
とうとう周囲が「買わないから言わない!」という突っ込みをするようになりました。
見に行ったら騒動買いするに決まっているかえるです。
こんばんは。

9月あたりからずーっと欲しい欲しいといい続けている香水瓶。
けれども、手に入れたからといっても飾り棚に飾れるわけでもない香水瓶。
でも、ガラスにも関わらずあの柔らかな曲線はすずらんそっくりで可愛くて仕方が無い香水瓶。

と、誉めているのだか要らないのだか駄々こねているのか良く分からないくらい惚れて抜いている
ラリック社の香水瓶なのですが、
最近、色んなご本を読んだり、調べたり、実物を見に行ったりしていたところ、
惚れた数が増えてしまいました。

最初はクレールフォンティーヌという香水瓶以外は良いやーと思っていたのですが、
色々見ていたら、やっぱりどれも綺麗な形だなぁと思わざるを得なくなってしまったのです。

ガラスにもかかわらずぎゅーっとひねりを加えられた形。
これ以上何かを加えたら逆にいやみになるであろうライン。
香水入りの瓶に至っては、中味の香水の色を邪魔せず瓶も殺さずのデザインです。
もう、これ以上ないくらいのめろめろです。
美術館が楽しくて仕方ありません。

と、毎週毎週、博物館に行ったり、ショップをふらふらしていたところ、
思いもかけない所でラリックの作品を目にすることがありました。

デパートの、化粧品売り場。

よくよく考えてみたら、香水瓶をうろうろと探しているわけです。
そして、香水瓶は化粧品売り場にどっさりあるに決まっていますし、
未だにラリックの香水瓶を使って香水を作っている会社がある可能性が、
0であるわけではありませんでした。

というわけで、身近にありすぎて完全に忘れていた
「ラリックをつかって香水を出している会社」の香水。

かえるの好きな、飾りが瓶よりも大きい香水瓶の範疇からは外れていますが、
それでも、十分魅力的かつめろめろであることは違いありません。

大急ぎでお小遣いでそれを購入。
こそこそとお家に持って帰って、香水棚に配置、感慨にふける。

どんな香りなのか? ということも知らずに容器買いをしてしまったもの。
調香をされている人に知られたらたこ殴りにされそうな行為ですが、
はじめて手に入れたラリック製品。

中味が変化してしまう前に、せめて蓋はあけてやりたいのですが、
見るだけで満足してしまうので、蓋を開けるのは当分先になりそうです。

めろめろ。
      
 
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