平成17年4月20日。
 
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あんまり食べ物の話で更新してしまうと、「とうとう食べ物しか楽しみが!」と言われるのですが、
実際楽しみがそれぐらいしかなくなってくると、それはそれで切ない気持ちがするかえるです。
こんばんは。

明治とカルピス、よつばにエシレ、偉いところでラヴィエット。
それぞれ、有塩に無塩に発酵と3種類。


最初の明治とカルピスで「ああ!」と思われ方は、確実にかえるよりもお菓子を作られる方か、
乳製品部門担当でないかと思うぐらい、多種多様にあるバターの種類とメーカー名。

それぞれ、料理やお菓子、そのまま塗る、というように、用途に合わせて使うバターですが、
これがなかなか曲者だったりするのです。

理由は簡単、一度に全種類は試せないから。


大体、一包みが250gから450gぐらいあるバターのかたまり。
これを最低、4メーカー、3種類のバターを購入して差を比べようとすると、
あっという間に冷蔵庫がバターまみれになってしまいます。

軽く計算しただけでも4.8kg 
まず、買って持って帰るだけでも重労働です。

と、時々違うバターを試してはみるものの、近くて売っているし、
牛乳のあえやかな甘さもするので、ずっとカルピスバターを買っていたのですが、
やっぱりふと疑問に思うことが上記のこと。


一度に全部試すことは量的に不可能。
でも、一度でいいから、4種類舐め比べてみたい…。


と、ちょっと間違ったかのようにバターに情熱を燃やしていたのですが、
かえるがよく行くお店屋さんで、「バター試食会」なる不思議なことが企画されました。

流石に全メーカー、全種類のバターの試食はできなかったのですが、
普段使っているバターと違うバターを数種類舐めることができ、
バターの味も、チーズの味同様違うことを学習することができました。

普段使うカルピスバターよりも、よつばや明治は味がしっかりと「バター」と自己主張し、
それよりは、エシレバターは甘く、食べた後の感じは濃い牛乳を飲んだ後のような、
幸せを感じるという差がありました。

塩が有る、無し、だけでも出来上がりが大きく変わるバター。
発酵バターを使ってみると、その風味が加わって、更に味が変わってしまうという事実。


使い方も、溶かすのか、焦がすのか、薄く延ばしてさくさくと加えるのかによって、
食感まで変わってしまうという不思議な乳製品。


粉類と混ぜ合わせるのは、全工程の中でも最初の十数分にしかすぎないのに、
出来上がりに大きく差ができてくるのもこの過程。


物事は、何事も最初が肝心。
そして、何をどう使うのかも、とても重要。


最近、そんなことを思いながら、バターを触る週末なのです。
べーたべた。
      
 
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