平成17年4月24日。
 
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「体調が悪い時は温泉に限る」というわけで、近くの温泉につかってきたかえるです。
こんばんは。

箱根の温泉は文句なしに気持ちがよいのですが、最近、「掘ればあっちこっちから出てくる」
といわんばかりに温泉が出てきているので、その中の一つに入ってきました。

手を伸ばしても、足を伸ばしても、むしろ全力で伸びたおしたとしても、
反対側に付かない温泉というのは、お家で入るのとはちょっと違って、
気持ちがよいなぁとほこほこ。

いくら入っても、お湯がぬるくならないのと、
時間が分からなくなるので、際限なく入れるのとがあいまって、
湯あたり寸前まで温泉で芯まで温めてもらいました。

温かかったり寒かったりと、激変する気温のせいか、
なんとなーく具合が悪いここ数日ですが、薬でごまかすよりも、
こうやってぬくぬくと温めるのも気持ちがよいものです。

と、ぬくぬくと温まってから研究室に顔を出してきたのですが、
「温泉が好きになったら、大人の証拠」と、一蹴されてしまいました。


確かに、小さい頃は温泉は全く面白みのないものでした。
入浴剤と違って、色はカラフルじゃないし、硫黄くさいし、人がわらわらいるし、
あまつさえ、「きもちいいよ」と揉んでもらった足は痛いだけだし、
肩を揉んでもらっても、涙が出るほど痛いだけでした。

けれども、今は全然違います。
色は確かにカラフルではありませんが、お風呂と違って芯までぬくくなるのは幸せですし、
ヒノキ風呂だったら、香りの良いことこの上ありません。
夜だったら、「月が見えたら幸せだなぁ」とうっとりと出てくるのを待ってしまいますし、
やっぱりわらわらと居る人だって、なんだかうっとりで幸せそうです。

マッサージなんてしてもらった日には、今までの凝りという凝りがどこかに跳ねて飛んできそうですし、
飛んで行ってもらった次の日の爽快感たら、ありゃしません。

出来たら60分コースで揉みほぐして欲しいぐらいです。



…。
でも、研究室入ったばかりの人は「行くぐらいなら、テーマパークの方がいい」と言うんです。

…。
……。

地味だけど、身体はパラダイスな温泉。
昨今の若い人は、まだまだ身体よりも視覚的快楽の方が楽しいみたいです。


…年取った…と、ちょっと認めざるを得ない出来事なのでした。


温泉…。
      
 
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