平成17年5月26日。
 
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小さい頃から「一度はやってみたい」と張り切って茹でてみたものの、
案の定見た目がとんでもないことになり、あわてふためいたかえるです。
こんばんは。

夏になると殆ど毎日それでも良いにも関わらず、
冬には一度も食べられないお素麺。

湯で時間が2〜3分で済む上に、好きな薬味を好きなだけ入れてよいという、
かえるには幸せこの上ないこのお素麺の季節が、そろそろ到来してきました。

お素麺専用の器に水を入れ、茹で上げ水で〆たお素麺を投入する。
一束に数本の割合で入っているほんのり色付きのお素麺を、
最後まで水の中で泳がしつつ、幸せに浸る。

と、そんなみみっちくせせこましい事を毎年繰り返していたのですが、
ふと、「全部色付きなお素麺を食べてみたい」と思ってしまったのです。

普通のお素麺に入っている色は、大概ピンクとオレンジ。
だとしたら、紅花かオレンジのお素麺と称してカラフルなお素麺が売られていたとしても
なんとなく不思議ではありません。

と、子供の「色つきの全部食べたい」という欲望みたいなものを胸に、
あちこち探してみたところ、高速のサービスエリアで「オレンジ素麺」なるものを
発見しました。

「それは見事なオレンジ味だったらどうしよう」と一抹の不安も感じつつも購入、
家でこっそりと茹でてみました。

お湯を沸かし、茹で上げ、冷やして器に盛ってみたのですが、
どこからどう見てもオレンジ色の固まりです。

微妙に覚悟を決めて、黙って食べて見たのですが、味はやっぱり普通のお素麺でした。
味をひねらなかった製作者に感謝です。

一束全部オレンジ色のお素麺。
小さい子に「お昼」と言って出したら大層喜んでもらえそうなお素麺。

でも、もうちょっと大きくなってしまったかえるが一匹で食べるには、
ちょーっと色彩鮮やかすぎました。

やっぱりお素麺は、白いのが無難で素敵です。

もそもそ。
      
 
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