平成17年6月24日。
 
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一つのものにはまってしまうと、ひたすらその種類のものを買いそろえ、
比較し楽しむのが好きなかえるです。
こんばんは。

小さい頃に喉の中でつかえてからというもの、苦手で仕方が無い粉状の薬。

飲んだ瞬間、むせあがった喉の中と、喉の中で広がりのたう粉という、
悪い方向に進むだけ進んでしまったあの感覚を思い出すだけで、
「絶対に粉物は嫌だ!」という方針でちまちまと生活しておりました。

が、最近胃炎で皮膚科と内科にお世話になるようになり、各お医者さんから
「飲むように」と粉薬を処方されることになりました。

内科は1週間分の粉で済んだので、我慢したらいけそうだと思いましたが、
皮膚科は何を間違えたのか、1ヶ月分の粉薬の処方。

2週間目になった場合、かえるの我慢の限界を迎えます。
絶対単体では飲めません。第一すっぱいし。

小さい頃と違って、喉を開くことが出来るようになった為、
大量のとろりと甘い飲み物と共に、嚥下し続ければ何とかいけるのでは?
と甘いとろりとしたものを買いに行くことにしました。

おりしも、夏果物ジュース期間限定大売出し中。

1L分の不思議夏ジュースを物色していると、「甘い」「とろり」としているものは、
結構需要があることが分かりました。

置いてあるものだけ見ても、トマト、グアバ、ライチ、マンゴ2種類。

トマトですっぱいのを飲むのもなんだなぁと、他の全てのジュースを背負って帰り、
毎日ちまちまと飲み比べていたのですが、しみじみと外国産のジュースの凶悪さを
学習しました。

トマトは、過去トマトジュースばかり飲んでいた時に、美味しかったので除外。
残りの、グアバの甘いこと甘いこと。
ライチの、「これ、煮詰めたら絶対砂糖が出来る!」程の頭痛必須な甘さ。
マンゴの「皮むいてつぶしたらジュースになるわけでは…」というほどの濃厚さと、
前者とは大分趣の違う、もっとさらりとしたジュース。

よくスタンドで売っている生ジュースよりも、濃いジュース達に、
「一体どうやったらこうなったのだろう…」と呆然としながらの比較ジュースでした。

結局、いちばん無難なさっぱりマンゴージュースで、日々の薬を飲み込むことになったのですが、
それに至るまでの、甘かったり、濃厚すぎたり、頭痛必須なほどの甘さたっぷり具合と戦ううち、
粉薬の苦しさなんぞ、どこかに吹き飛んでしまいました。

とにかく飲み込まないことには、口の中で甘いままの果物ジュース。
彼らは、粉薬の大変さなんかよりも、数段上のイキモノでした。


一番苦手と思い続けていた物よりも、更に苦手なものが出来ると、
人間、割合克服が早いのだなぁと思った1ヶ月でした。


それはすっごく、甘かった…。
      
 
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