平成17年7月18日。
 
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一昨日辺りからカリカリとどこかをかかれる様な気持ちを抱えたまま、
文字通り作業を山にしてうなっているかえるです。
こんばんは。

完全締め切りには程遠いものの、「毎日これだけはしておきましょう」という自己課題。
どう考えても小学生の夏休みの様相をみせつけられているこれらなのですが、
実際問題、毎日続けてみると「続ける」という根性がいかに必要かが分かる優れものなのです。

まとめてやるのも大変ですが、一日一日こつこつやるのも結構大変。

そんな気持ちで毎日やっつけている毎日課題なのですが、
ここ数日間無理やり片付けていると、妙にカリカリすることに気が付きました。

別にお腹が空いたわけでも、腹が立つような事柄があるわけでも無い時のカリカリ感。
強いて言うのであれば、用事があって出かけなければならないのに、再配達を頼んでしまい、
「早く早く」と呟きながら仕度をするかのような、この感覚。

実際問題、郵便物を受け取る用事も、出かける用事も無いのにも関わらず、
ずっと「はやくはやく」と呟いているのは、非常に気持ちがざわめき立つような気がして、
かなり落ち着かないのです。

薄く延ばした空気の中に、小さなカリカリとした影。

何だか気持ちが悪いから、早く終わってほしいなと困っていたのですが、
休憩時間にニュース速報を読んでいたところ、薄く延ばされたカリカリの犯人が分かりました。

カリカリは、台風接近による気圧変動をかえるが拾っていたものだったみたいなのです。


音や重さや感覚など、人がぎりぎり分かるか分からないかの感覚の事を閾上というのですが、
今回、気圧変動の閾上が「カリカリ」としてかえるに伝わったみたいなのです。

確かにカリカリしているのにも関わらず、どこがカリカリしているのか良く分からないという状態から、
カリカリしている部位はわかったけど、薄く延ばされたそれらは非常に心地よくないという状態。

これは、台風が発生するかどうかのぎりぎりの辺りから、ある程度こちらへ来てしまうまでの間と、
こちらへきて暴風雨を撒き散らす寸前のあの際のぎりぎりの状態だと考えることが出来るなら、
見事に当てはまるのです。


体を張って閾値の上限下限を測ることが出来る素敵な体。

個人的には、台風が出来上がっていく過程の眠さと、台風がこちら側へと向かってくる間の
この薄くやけたカリカリ感がもう少し楽になるのであれば、いつでもおいでと言いたい不思議な感覚。


つぶれる寸前の、このぎりぎりのカリカリ感。
焦がしてしまう寸前のカラメルのような感覚にも似て、どうしようもなく途方にくれさせるものなのです。


かりかり。
      
 
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