平成17年7月29日。
 
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早めの夕飯を取ってから、早々に就寝。
代わりに夜中から朝方にかけて数時間うろうろするようになったかえるです。
こんばんは。

昼は暑くて茹で上がりそうですが、夕方になると風が出てくるのが幸せ。
けれども、夕飯を食べてしばらくたつと、それからは凪の時間帯。

出来るだけ涼しい時に生活したいというそれだけで、
凪前に寝、凪後に起きるという、睡眠を分断しつつ生活するようになりました。
嘘です、単に途中で用事で目が覚めるだけです。

そんな、用事で起こされる毎夜毎夜。
夜中、窓を開け放し、静かな夜を満喫しながら用事をすませていたのですが、
先日、お客様が来られてしまいました。


最初は、小さな羽音と、何かが網戸にぶつかる音。


夜中に明かりがついているのは、かえる部屋ぐらいなものなので、
きっと何かが間違って突撃したのだろう…と、明かりを消して待ってみたのですが、
どうもなかなか居なくなってくれません。

作業の続きもあるし と、諦めて元にもとって用事を片付けていると、
確実に耳に届く羽音と、ぶつかる音。

そのうち諦めてもらえるだろうと、しばらく放っておいたのですが、
どうも、意地でも入りたいらしく羽音とぶつかる音が続くのです。


コガネムシでもあるまいし、一体何がこんなに執着を見せるのか? と、
網戸に近寄ってみたところ、薄明かりに見えるのは大きな縞を持った蜂。



こんなお客様は、こちらとしても頑としてうちに上げるわけには行きません。
あげたら最後、夜中だというのに大悲鳴ですが、
未だ悪さをしていないので虫撃退スプレーで殺生するわけには行きませんし、
明かりで誤解をまねいたのはかえるの変な生活時間のせいです。


でも、入室はご勘弁です。


ま、まぁ明日には居なくなるだろう…と、その日の雑用は諦めて電気を消し、
ベッドに横になろうと思ったのですが、ベッドは見事に網戸の隣。
羽音を聞くのは絶好の場所でした。

あ、明るくなれば巣を目指すだろうという、根拠の薄い思い込みを持って、
寝て忘れようと努力してみたのですが、寝ようと思えば思うほど、
羽音の音が気になって眠れません。

いっそ網戸を閉めてしまおうとも思ったのですが、個人的にはこれ以上近寄りたくもありません。

結局夜明けまでの残り2時間半、眠る事も雑用の再開をする事も出来ず、
ベッドの隅で、毛布をかぶって汗をかきつつ、怯え倒す事になりました。


次の日、ふらふらだったのは言うまでもありません。

おかげで、見事に昼夜逆転を迎えてしまった昨日今日。
休みが終わるまでには元に戻って欲しくて仕方ありません。


蜂一匹で、かえる大騒ぎです。

こわい。
      
 
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