平成18年5月12日。
 
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あまりに天候に恵まれすぎて、本も仕事も手につかない。
ここまで良い天気だと、何かをすることすら馬鹿らしく思えるかえるです。
こんばんは。


朝起きたらメモ帳を立ち上げる。
夜、寝るぎりぎりまで落とさず何かをかきつける。

長い間文章を書こうとした結果、ついてしまった悪い癖。

大した事は書けないので、身近の瑣末な事を書いていても、
一番書きたい!という物を書き尽くしてしまったら次に来るのは停滞感。

それでもちまりちまりと書き続けているのは、「書きたい事とはちょっと違った気がする」という、
という、書き手の技術の未熟さや、伝えたい物の示し方のずれではないか?と思ってきたのです。

もう少し、技術が手に入らないものか?
あとちょっと、怒るのでも憤るのでもなく、淡々と伝えられないものか?

書けば書くほどに見えてくる未熟さに、やーんと嫌な顔をしてみたり、
こそりと人様に伺いに行くこともしばしばでした。

しかし、技術が未熟であるのなら、書けば書くほどに上手くなって行くはずです。
毎日書いて約4年。
いきなりサボりはじめて一年弱。
お茶のお稽古だって、これだけやれば免状が近くになる年月。

にも関わらず、さっぱり満足行く文章が書けないというのは、技術だけの問題ではない気がしてきました。

無い時間を縫いあわせて不思議な時間を作り出し、
書く技術を聞きに行ったり、文章に対する本を読めば読む程にはまりこむ袋小路。

なかなか抜けずに困り果てていたこの状況。
打開案が見えたのは、かなり意外な状況でした。

朝6時起床。
夜1時過ぎ就寝。

かえる人生で、尋常ならざる状況にはまっている為、
ここ暫く、眠れず、自由時間も取れない日が続いています。

ここで閉鎖してしまえば楽になるのかもしれなのでしょうが、
そこはかとなく今までの、「書かないといけないのに書けない」という無言の何かから
無罪放免されたかのように思えたのです。

いつ書かなくなっても誰も怒れないような状態。

書きたいと思わなければ、文章を何か書き散らすのではなく、
日常、こんな事を思ったよと伝えたい事しか書けない現実。

キーボードのように、思った事を思考の速度で打つことも、
大画面で書いたことのソゴを発見しやすいわけでもない電車で携帯日記。

その代わり、一つ一つ言葉を選んで置くことも、
行き帰りの電車の中で、何度も見直す事が出来るようになりました。


どんなに続けようとも、嫌がらせのようにあがいてみようとも、所詮は趣味の行動です。

更新に慣れて、追われた結果を上げるより、
一つの文や更新に、もう少し愛情を注いでみるのも一興です。

初心忘れるべからず。

どんなに書いても満足出来ないその理由、これが一因な気もするのです。
      
 
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