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歌うように。
呪うように。
自分の持つ全てと交換して手にはいるなら。
どう考えても物騒この上なく、大切なものを持っているかえるです。
こんばんは。
入学し、そこはかとなく生活に慣れて一ヶ月。
5月病にもかからず、ちょっと生活が楽しくなって更に2ヶ月。
この時期になると、何故かずるずると授業にも身が入らず、
かといって家から出てこない訳でもない学生が、わらわらと増えてきます。
こちら側としても、そろそろレポート、前期試験になるので、
休まないと言う態度は誉めちぎりたいことしきりなのですが、
概要や、レポート締切日を伝えても違う場所に書かれてしまうのを見ると、
何かやっぱり辛いのかなあと思うのです。
そんな、毎年生えてくる、ややぐったりな学生。
専門用語で言うと「燃え尽き症候群」なる、目的をうっかり燃やしてしまい、
やる気なく毎日を送ってしまう羽目に陥った学生みたいなのです。
苦労した割には楽しくない。
学校が変わったせいで、友達が減った。
彼氏だけ受からなかった等、
世の中ふてくされるにはいまいち理由が足りない理由達。
でも、確実に楽しくない毎日の生活。
どんな辛い事であっても、目的があるうちは毎日が潤うものですが、
どんなに毎日ぬるま湯生活でも、目的意識がなければただの気色悪い生活です。
そんな生活になってしまうと、「世の中にはもっと自分にあった生活が」と、
現実逃避に走りがちですが、
そういう時に走っても、数年かけて手に入れた現状よりも素敵な毎日を手に入れる率は低そうです。
数年かけたぬるま湯ならば、次の一手は数年かける。
何故、今までその生活を選択しなかったか考える。
何が自分にあっているかと言うよりも、何が自分に合いそうか。
そんな生活の方がすりよってくる選択の方が、こちらも無理せずに道を選べるのでは?
と、思ったりするここ最近。
目的が無くなったから、辞めてしまう。よりは、
次の目的が具体的に決まるまで、とりあえず生活してみる方が、
色んなロスが少なくて済みそうです。
夢現のまま。
ぬるま湯の柔らかさに絶望を味わったままであっても。
そこはかとなく、罪悪感漂う生活であっても、
それは何年も費やして手に入れた生活です。
今までの自分に感謝を。
今からの自分がしたいことに渇望を。
運よく、ぬるま湯よりもやりたい事ができたらしめたもの、
どうせ一度しかない人生です。
強かに、笑顔で、前を向いて生活したほうが悔いが残らない毎日を送れそうです。
多分。
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