平成18年7月5日。
 
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お金が無いときは時間だけある。
時間が無いときは、残高だけ余る。
あんまり悔しいので、研究室全員を巻き込んでご飯を食べにいったかえるです。
生きていてよかった。

海外に行くには時間が足りない。
でも、食べたいものにはあまり気にせずにたべないといけない。
時には誰かを巻き込んだとしても、それは致し方がないこと。


何処からどう見ても研究室のモットーではないこの目標。

元は、パソコン、ネットワークが専門だった記憶のあるかえるの研究室の生活目標なのですが、
最初は変だと自覚していても、お昼には割烹料理、
夜には美味しい季節の魚、それ用のお酒という素晴らし過ぎるセットに、陥落する学生達。
気が付くと、集団胃袋の生き物に変化してしまっているのです。

そんな研究室全員が愛してやまなかった、
千葉県、イクスピアリにあった、アランデュカスプロデュースのスプーン。

立地条件と値段設定に難が有りすぎて、
4年程で潰れてしまい、2年程悲しい思いをしていたのですが、
この度、結婚式と言うことで、新しくアランデュカスがプロデュースしたお店を味わう機会がありました。

予算を全開で無視したメニュー構成(頼んだ分ぐらい、お祝い金払え設定に、
食べたい物だけ食べ、飲みたい物をわすわすと飲んで来たのですが、

フランス風と、地中海風との違いがあるにしろ、
美味しくて堪らない幸せを享受してきました。

材料の質も頑張っているとは思いますが、それ以上に取り合わせの妙にメロメロ。
合わせるお酒を全てお任せにしたのですが、全て美味しい。
変な話を降っても、キャパの8割を越えてもスタッフの笑顔とお話は最低ラインを割らない
素敵なご飯屋さんでした。

目で訴えると来てくれるスタッフ。
数時間をきちんと見て貰っていると言う贅沢。
私達は、貴殿方を歓迎していますと言う笑顔。

どんなサービス媒体のお店でも、スタッフでも、ブライベートが最悪であっても、
この、無条件で貴方を歓迎していますと言う態度と接し方。

あの、無条件的受容だけは、予約しようが、どんなに遠かろうが、
一度、経験するに値する気持ち良さだと思うのです。


その人の為に心を砕くこと。
その人が何を求めているかを、見つづけること。
何をどうしたら、相手が気持ち良くなってくれるか。
言葉にすると、非常に陳腐ですが、
あれは、された事がないかぎり、自分がする立場になりにくい態度だと思うのです。


相手を大切にすること。
しみじみ、大変な難しさです。
      
 
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