平成18年9月10日。
 
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というわけで、親知らずをひっこぬいたり移植したりしていました。
丁度5月のあたまぐらい。
その位に言われたことにショックをうけて、丁度違う媒体での宿題を
丸ごとのっけてみたかえるです。
媒体、文体を変えてもさほど変化が無いのは愛嬌です。

というわけで、歯を抜いてから3ヶ月の間ずーっと
上手にご飯を噛めないので、毎食毎食しょんぼりし、胃もたれに苦しみ、
お休みの日には、歯科大学付属の偉い歯医者さんから、移植専門の歯医者さんまで
片端から予約をとってレントゲンを取られること片手では足りず
それでも「歯の治療はちょっと…」と断られ続け、げんなりする生活を送っておりました。

何しろ「記録的に骨が足りない」と真っ青になられた骨の足りなさです。
うっかり可能ですと言ってしまうと外科手術、入院して骨を削るところから始めないと
いけない程らしく、どこの歯医者さんも手は出してくれませんでした。
寂しい。

あまりの腰のひけっぷりに、うっかり海外に行って手術を受けようかと悩んでしまうほど、
ご飯が食べられないのはあまりに辛い…。
などと、げんなりしょんぼりしていたところ、とあるルートから「すっごく変な歯医者さんがいる」
情報が入ってきました。

なんでも、「大変な手術であればあるほど燃える」「大学病院にも無い偉い機械がてんこ盛り」
「でも町医者」。


公式HPも見せていただいたのですが、無痛、即日を歌われていてもこの情報量みっちりは恐怖です。
歯の治療に行ったつもりが、サイボーグに生まれ変わりかねません。

間違い無くすっごく変な歯医者さんですが、今までの歯医者さんとは明らかに何か違います。
前向き具合とか、人間性とか。

けれども、人間性で腰が引けていたら象牙の塔にいる人達とお話なんか出来ていません。
かえる、他には何も自信はありませんが素っ頓狂な人たちとお話するのだけは得意です。
怖かったら走って逃げてしまえば良いんです!

と、自身を奮い立たせ行って来た恐怖の歯医者さん。
今までに無く怯えて行ったのですが、説明の上手さと機械での丁寧な下調べと、
他で断られた患者さんの受け入れ手術ばっちりのため、かえるの手術も「これ今日もやったから平気」
と、全然大丈夫そうでした。
…意外と良くあるケースみたいです。


というわけで。
親知らずを引っこ抜いた挙句に、抜いた歯の場所に埋めてしまうという4時間ぐらいの手術。
初めて聞いた手術に怯えて言ったのですが、会話の面白さに大笑いしながら受け、
術後も痛くないという素敵な状況に。

遠い場所から、宿をとってもここで手術してもらうという人が少なからずいらっしゃるという
お話に、しみじみと理解してしまう1日でした。

手術してからそろそろ3週間。
流石にまだ使えませんが、さっぱり違和感が無い辺りが素敵すぎる素敵技術。

世の中、出来ないということが出来てしまう人というのは、どの界隈にもいるのだなぁと、
しみじみしつつ生活中です。


何か、一つでも出来ることを増やしてみたい。
      
 
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