平成18年12月31日。
 
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好きだということだけで、行動と誠意を示さなければ、
当人にとっては、さっぱり知らない人のままなのだよなぁとしみじみとする年末。
たまには、本気だとわかってもらいたくて頑張って通ったかえるです。
良いお年を。


年越しは、汁そばがあって年が終われます。


そんな下らない理由により、長い間、年越しは家でひっそり蕎麦をたぐるか、
ホテルでやっぱりひっそり蕎麦を食べ散らかすかのどちらかでした。

わいわいと皆で年を越すのも楽しそうなのですが、何より年末年始は冷え込みがきつく、
一度出てしまうと、太陽が昇るまで帰してくれなさそうなイメージがあるため、
新年から凍死は辛いと、行かずじまいの年末だったのです。

しかし、今年の年末はいつものとはちょっと違います。
家の中でさえコート着用で過ごしている毎日の為、外出しても寒さをあまり感じません。

これなら朝までバーに居たとしても、美味しく楽しめるのではないか?
と思いついたかえる、お夕飯をたっぷりと食べた後、こそりとバーに行ってみることに。


通い始めてそろそろ5年。
みっちりと通い続けている為に、年越しの時にはお蕎麦が出ると知っていても、
一度も食べたことの無かったお蕎麦。

マスターが、わざわざそれようの鍋とお出汁を用意し、
ある程度お客さんが溜まると、その都度作ってくれるお蕎麦は、
以前、かえるが叫んだのを覚えていてくれたかのように、美味しいキツネのお蕎麦
とろろ昆布入りでした。

数人増えてはお蕎麦を出し、その合間にカクテルを作り。
大忙しにも関わらず一定以上の忙しさにならないのは、皆常連だからという
阿吽の呼吸の注文の為に他ならず。

そうやって、わいのわいのと他のお客さん達とお話している間に、
風船やクラッカーが渡され、良い年したおいちゃんたちが必死で膨らまし…
と、年の終わりと始まりがごっちゃになるキラキラとした状況に。

「新年お誕生日おめでとう!」

と、皆でクラッカーを鳴らし、風船を飛ばす時には、ご機嫌なお客さんたちと、
「風船だけは酒瓶に向けないでー」と瞬時に酔いを醒ますマスターしか居ないという、
楽しくてたまらない一時となりました。


朝までごとりごとりと動く電車で帰宅し、お風呂で暖を取り終えたときには朝の4時半。

既に、新年が動き始めている中での就寝になりました。


あけましておめでとうございます。
今年もどう考えても更新遅れていますが、去年同様のお引き立て、
よろしくお願いいたします。


おやすみなさい。
      
 
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