平成19年6月11日。
 
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年に一度の割合で、少しずつ家具を入れる。
丁度良い家具を探していすぎて、ようやく部屋らしくなってきたかえる部屋です。
やった。


リアルシルバニアファミリーのように、ゆっくりゆっくり集めすぎて、
なかなか部屋にならなかったかえるの部屋。

初年度はベッドしかなくて、病室呼ばわりされたり、
机が入った時には、場末のホテル呼ばわりされていた我が部屋ですが、
立派にちゃんとお部屋になりました。

万歳と喜んでは、毎日にまにまと自室ライフに精を出していたのですが、
何分かえるぐらいしか趣味が無かったかえる、
壁がいつまでも白いまま。
そのうち、何か貼るだろうと思っていましたが、
流石にカエルを貼るわけにもいかず、
色味を押さえた部屋は、相変わらず微妙に殺風景でございました。

何か大胆に飾り付けでも!と思っても、趣味の悪いかえるの事、
予算の無駄遣いになるのは目にみえています。

しかし、この殺風景はどうにかしたい。と生活していたある週末、
モネの絵画を見に美術館へ行った折、素敵な一枚を見つけてしまいました。

触れたら、とろけてしまいそうなピンク色の空と、
まだ太陽に照らされていない木々の陰。
川の流れもまだ眠たげな朝焼けの一枚。

額の装丁も美しく、ぱっと見は窓の外の風景のような趣なのです。

夕焼けの華やかさとは、少しだけちがう朝焼けの柔らかさ。

例え、夜寝る前や朝起き抜けにしか見られなかったとしても、
さぞかしうっとり出来るに違いないと思えてしまうのです。

夕方、電車を待つ時間やてくりと外出先で見るかのような刻々と変わりゆく空。
その空の一番綺麗な空を切り取ったかのようだと、見る度に思うのです。
それまで、展覧会の複製画販売にさっぱり興味が無かったのですが、
今ならフェイクであっても手元においておきたい気持ちがしみじみ分かります。

夜寝る前と朝起き抜けにしか見られなくても、
きっとうっとり出来るであろう一枚。


次回、あの絵に出会えたならば、こっそり持って帰って飾ってしまおうと思い募る毎朝夕。

今まで何も飾っていなかった分、でーんと飾るのもまた楽しそうです。

とろり。
      
 
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