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どうにもこうにもいかなくなったので、それはこっそりとワープをしてみよう。
そんなこんなでようやく現実と同じタイムスケジュールで生活できるようになったかえるです。
すごくお久しぶりでした。
せっかくのワープなので、普段出来ないことをしようと絵を描いたまではよかったのですが、
以後、綺麗にすることも、色を塗ることも出来ないまま時間が過ぎてしまっておりました。
人間、慣れないものをするものではないと、しみじみと思った一件でございました。
↓ちなみに、今でもこのままです。
まさに字のごとく、上司を死の端からうっかり救ってしまったかえるですが、
その時に非常にありがたかったのが、119番のお姉さんの存在でした。
腕をすぱっと切ってしまう、打撲で一匹うちのめされる。 そんな程度であれば、
かえる1人で対処が出来ますが、相手はオイルを滝のように吹いたまま痙攣しているロボです。
どうみたって一分一秒を争う状況にもかかわらず、何をしてよいかさっぱりわからない。
半泣きのまま「後悔だけはしたくない」と119番につなぎ、病院につくまでの間、指示を聞きながら、
必死で腕とか太ももを突っつき続け、意識を確保すること十分弱。
電話で、後ろで誰かが伝えていることを、更にこちらに伝えてくれるという、
伝言ゲームのような一幕でございましたが、何をしてよいか分らないときに、
「こうすればよい」を的確に指示してくれる存在というのは、本当にありがたいものでした。
ところで。
あれから、いい感じで1年が過ぎました。
感謝してもしたりないまま、日々をすごしていたのですがやっぱり感謝の念ぐらいは
むこう様にお伝えしたいものです。
しかし、「当時の担当の方へ」とお手紙を差し上げようとしても、お名前を伺った記憶も、
覚えているような冷静さも持ち合わせておりませんでしたし、
一体、どこの119番に繋がったのかもさだかではありません。
けれども、ありがたかったのです。
お仕事だからと思っても、それでもすごくうれしかったということを。
どうせなら、あの後血管をふさいだら「あ」っという間に元気になって殺意を覚えたことを。
更におまけに、今では殺しても死なないとわかったことを。
やはりお礼というものは、日をおかずに送った方がよいのだと、
書いた手紙の前で、静かにうなだれる一日でありました。
苦情受付電話番号があるならば、お礼状受付住所があってもよいと思います。
ねぇ。
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