平成26年3月16日。
 
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3月3週。

現状把握、方策の決定と実行。
そして、自分はどの程度の上達具合でここにいるのか。


自己啓発本にでも出てきそうな言葉を胸に刻み、
毎日毎日、敵を罠にはめ続けて、3週間目に入りました。

現在は、相手をみただけで、必要な距離や攻撃の癖、弱点、
こちらの持ち札から見た攻撃の仕方まで分かるようになり、
いよいよもって複雑な思考が必要になるという、かなり切実な状況です。

ゲームの習得具合から言えば、かなりの上達具合。
ストレス無くゲームが出来るようなったのでは?と言われたりもしますが、
大体ここから、それはもう凄いストレスが襲ってきます。


ゲームを進行するのに過不足ない技術が手に入ったら、次に来るのはハンデ戦です。

「相手に一度も攻撃されずに相手をする」
「最低何ヒット以上を目標に色々頑張る」
「バナナの皮で止めを刺す」

などと、自分でハンデを設定しては、必死になって攻略するのです。


今までの相手を誘い込むパターンとは異なり、
新しいパターンを見付け、相手を誘い込まないとならないハンデ戦。

答えを見つけた時は気持ちがよいのですが、一つのハンデに何日もかかり、
脳内でぐるぐると考えすぎて、ゲーム機の電源にたどり着けなくなるのは、不可思議です。

ストレス発散の為にゲームをしているはずなのに、ゲームの為にストレスがたまる。
これではよくない!
何とか別のアプローチを見つけなくては!
などと考えていたところ、そもそもの原点に気がつきました。


「なんでハンデ戦が苦しいのか?」


自分の得意分野は、多分どう考えてもルーチンワーク。
様々な出来事を、ルーチンワークに落とし込んだ上で実行し、
最適化をかけては作業量を減らすのが趣味です。

一度目よりは二度目。
三度目からはほぼ自動化を目指して、こそこそ作業するのが生きがいですが、

全くの未経験の中から、物事の整合性や統合性を目指すのは苦手なものですし、
ハンデ戦のように「一度作り上げた作業」を解体し、全く新しいルールを作るのも
これまた苦手な作業です。

しかし、ゲームはそんな事は考慮に入れてくれません。
ほぼ全力で、「何か慣れろ」「上達して自動化しろ」「新しく考え直せ」と
プレイヤーのゲームの習得具合に合わせて、要求を変化させていきます。

けれども、ゲームです。
必死になって頭を使い、夢の中でもヒントを求めて奮闘し、
ちょっとづつ行動していくと、24時間、いつでも応えてくれます。
違っているものでは相手は乗り越えて来てしまいますし、正解なら潔く捕まってくれます。
そこに「おまけ」やら「義理人情」はありません。

苦しいけど、楽しい。

成長する上では大変よい環境なので、現実もそんな感じで!とも思う事もありますが、
人間だってそういつもいつも成長出来る状態でも、精神状況でもありません。

やっぱり、成長は、HPやらMPやらSPを貯めておく必要があります。
日々の生活は自分の得意分野でなんとかこなす。
色んな条件がそろった時に、できる所から成長の為に悶え苦しむ。


そんな日常環境を、どうにか揃えられないものかなぁと、
毎日、元気に罠にはまっては、のたうちまわっております。


自分の得意分野に引きずり込んで一発当てる。
やっぱり、やりやすいのが一番です。



どかーん。
      
 
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