9月24日


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書けば書くほど、微妙に色々必要となる資料。
読み込めば読み込むほど、「哲学?」と素で突っ込みたくなる様々な意見。
という事で、そろそろ資料を真面目に読み込み、それを喋るのが面倒になってきました。

けれども、そろそろ「資料」なんて何処にもなさそうな方向の意見に。
と言うわけで、今まで一年間色々な人に「これって、○○?」「…な気がするのです」と
相談したり、お話してもらったりした結果を、ケロリンこっそりと喋ってみたいと思います。

…。
なんだか、アクセスアップ論とかサイト論みたいな方向ですが、
発達心理学的意見の一つと見ていただければ幸いです。
     
 
   
   
   
   
   
「個人サイト」。
ちょっと偉そうに言うと、「自分のお城」。
更に心理学的要素一杯で行ってみると、「自己責任・自己決定による仮想現実webページ。」

なんだか最後になると、偉いのだか適当なのだか良く分かりませんが、
ケロリン、個人サイトというものは殆どすべて「その人の意思」で更新・運営されていると思います。

更新するまでにhtmlの知識を必要としてみたり、内容に気を遣ってみたり、
不特定多数に自分の(思ったり感じたり知ったりした)事を書いてみたり…
するという事は、他人に強要されていてはやっぱり面白くないし、
更新も続かないのでは? とケロリン思ったからです。

…ちなみにケロリンは、「姉がサイトを「持っている」からケロリンも欲しい」という
変化球技でサイトをはじめてみました。

まぁ、何で「自分がすべてを決める事が出来るサイト」というものを欲しがったのか?
という事については、ここで喋っても全く面白くないので割愛しますが。

…仮想現実のケロリンにも、色々あるのです。
本当に。

で、サイトを「作りたい! ! 」と思い、サイトを作り始めた人間というのは、
大概の人が最初の頃、「今思うと赤面モノ」の行動を取ったりするのが常です。

という事で、ケロリンも「作ってすぐ〜しばらく」のサイト運営の人がいろいろやりそうな事を、
こっそりと聞いてみたり、思い出してみたり、見に行ってみたりしてみました。
サイト運営で「自分自身」というものを探るという方向だったので、結構大変だったのです。

その結果、「作ってからすぐ〜しばらく」というサイトさんは、
掲示板や、リンクページ、場所によってはゲストブックを置いてみたり、
日記や趣味、アバウト、自己紹介等があって、バラエティー豊かなサイトさん、
言い換えると、「何をどう見ればよいか分からないサイトさん」というのが非常に多かったりします。

ついでに、「更新する」という事が楽しいらしく、
「伝えたい事」よりも「書くこと」という事に重点を置かれている更新が多い気がしました。

まぁ、ケロリンも全部のサイトを回って統計取ったわけではないので、
信頼性は大層低いですが。

そして、ある程度時間が経過した後。
「見てくれる人が欲しい」とあちこちの掲示板やメールで、「サイトを作りました(見にきてください)」
(もっと言うと、リンクしてください。)
という行動を開始したりします。

が、すぐにリンクをしてくれたり、紹介してくれるサイトさんは稀です。

サイト開始段階で、「ここ凄く面白いのですよ」というサイトさんよりは、
「まだ何をしたいか分からない」というサイトさんの方が多いわけですし、
また、「誰」だか分からない管理人さんよりは、知っている管理人さんの方が
リンクや紹介をしやすいという一面も人間心理の中にはあるからです。

と言うわけで、まだ「どんな人か分からない」管理人さん。
そして、まだ「どんな内容で更新していくか分からない」サイトさん。
というのは、なかなか紹介してもらえません。

頑張って更新しているのに、なかなか増えてくれない「見てくれる人」。
こんな時に、理不尽に「このままでは、何か違う」と思ったりする事はなかったでしょうか?

サイトを始める時に、頭の中で思い浮かべていた事。

大手さんになれなかったとしても、ある程度知ってくれる人がいるサイトさん。
やる前は「自分もこれくらい出来る」と思っていても、やってみると意外と大変。
時間は喰うし、なんだか上手にかけない。
「思った事を、思ったように書く」という事がどれだけ大変か?
という事をケロリンに相談に来た人もいるくらいです。

…ケロリン、文章下手なので何にも言えませんでしたが。

そんな、「現実」と「理想」の差。
こんなものに、サイト運営を止めてしまったり、一度考え直してみようと
自分のサイトを見直した方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ケロリンは、「かえる」ちょっとぐらいは見直したのだろうと思っています。
身内の贔屓目という奴です。

理想はもう少しだけ「まともな文章とかえるとごはん」があるサイトです。
けれども、現実は「まともな文章もかえるもごはん」も居ない状態。

一番最初、かえるのところは「趣味のご飯とお菓子」のあるサイトでしたが、
興味があり、美味しいお菓子屋さんやご飯屋さんに、毎週末出かけられるわけも無く、
ただひたすら増えないコンテンツがメインでした。

でも、それよりは毎日出来そうな絵日記の方が、かえる的には楽しそうです。

という事で、そのコンテンツを削除して、絵日記を開始。
また、その絵日記でも、「出来事(1日会ったことを書く)絵日記」から
「考えた事(最近色々考えた事)絵日記」に絵日記を方向転換してみたり、
更に、絵日記の要素の中に「発達心理学・青年心理学・精神分析」といった、
かえるが得意、かつ、かえるの中で成長が見込めるものを入れてみたり…
と、色々考えて方向転換をしつづけてみました。

とにかく、かえるの「ウリ」というのは、何なのだろう? とひたすら考えてみたのです。

理想ではなく、現実。
今、自分が出来る事は? と。

かえるは、普段している事(落書き・心理)をメインに持ってきましたが、
これを他の人に当てはめると、

料理を作る方法/読んだ本・映画・CD・化粧・雑誌・テレビ等のレビュー
バイト・仕事等が特殊である場合、その感想・実状・裏話。

また、学生で何も無いと思っていたとしても、
入っている部活・友達・流行している事・それに対する自分の意見という事を改めて考える事で、
自分の「理想」を現実化するために足掻くのではなく、「現段階」のウリになるという事に気がつくのでは?


と、ケロリン、勝手に考えてみました。
ちなみに心理用語でこれを偉そうに言うと「自己受容」になります。

要するに、
「いま、自分の手元にあるもの(自分)を見ないと、自分の自由に出来るサイトですら
満足に更新する事ができないのは?」
と言う感じなのです。

でも、そうなると「サイト更新」というのは少し難しくなると思います。

自分の知識・意見・感想・それから…というものと、文章力というものとのかねあい。
宣伝の仕方、そういうのをコンスタントに更新しつづけるだけの「何か」。

作家さんであっても、何の資料も無く小説を書く事は出来ません。

「何か」を作る為には、膨大な数の資料や、意見、考え、思考をまとめるまでの時間。
そして、何より「自分自身」を成長させることが何よりも大切だと、
ケロリンの知っている作家さんは言っていました。

という事は、今、「自分に何ができるのか?」という事を知った後に、
色んなものを見たり、知ったりという事をする必要があるのでは? とケロリン考えてみました。

普段は軽視していた、人の意見であっても、深く聞いていたりすると「?」と思う事も出てきますし、
じゃぁ、なんでその人はそんな事を考えたのだろう? と考え始めたりすると、
俄然、人の意見や意見の中身、それに至るまでの思考等に興味をもったりしてきます。

でも、こういう事をしはじめると、今まで上げてきたような「自分が嫌い」といって、
他者を攻撃してたり、卑屈になっているような暇が無くなるのでは? とケロリン思うのです。

サイト更新そのものが、自己受容と自己肯定というものになり、立派な療法の一種と
心理学、発達論的立場から言うことができるのです。

「自分が嫌い」と自分を攻撃しつづける事。これは本当につらい事です。
でも、「何か」を始め、やり続けると、そのうち嫌でも「自分自身」というものを見る時が来ると思います。

サイト運営という事は、「自分自身をきちんと考える」という良いきっかけが出来るのでは?
とケロリンたらたらと思ったりします。

現実だったら絶対に見つづけなくてはいけない嫌いな部分。
けれども、仮想現実であるならば、まずそれを全部隠す事も、現実では隠している事をこっそり出す事も可能です。

そして更には、現実とは全く関係の無い人たち・意見・思考等と関わる事が出来、
さらに、不必要であるのであれば、その意見を取り入れる必要も、わざわざ反論する必要も無く、
イヤだと感じたのであれば、「いくらでも、何度でも、やりなおしのできる」
というのが、インターネットの匿名性の最大の利点(特徴)の一つだとケロリンは考えます。
     
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