平成15年11月18日。
 
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風邪引きのまま一日中お布団にいるのもなんなので、
ビデオを借りてみていました。
と言うことで、てろてろと感想文なんぞを書いてみたかえるです。
こんばんは。

人様に「恋愛ドラマみたい…」と言われ、恋愛風味だったけ?
とビデオ屋さんでバニラ・スカイを借りてきてみました。

理想である夢の中。

自分の最愛の人を殺してしまう。
けれども、最愛の人は現実には居ない人。

夢の中で再度、存在しない最愛の人と永遠にまどろむか、
目を覚まして、「誰も居ない現実」を生きるか。

途中まで、ぼんやりと精神分析をしながら眺めていて、
途中から、自分最愛の人が「どこにも存在しない人」だったら、
果たして目を覚まそうとするのか?と自問自答して。

かえるは、多分目を覚ましません。
大切な人が存在しないなら、目など覚ます必要がないからです。

恋愛が至上でなど、かえるは全く思わないのですが、
もし、本当に大好きな人を見つけてしまったのであれば。
自分が満ち足りてしまうのであれば。

それが「夢」だと分かっていても。
目を覚ましたほうが「自己形成」の為によいと分かっていても。

目を覚ます人は、何となく稀では?と思ってしまいました。

でも、気がつくのだろうなと。
それは、「幸せ」ではないという事実にそのうち。


ちょっぴり、人生哲学の混じった、
ちょっと、切なすぎるラブロマンスでした。
      
 
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