平成16年6月10日。
 
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ふと、文具屋さんでふらふらしていたら、
金魚と目が合うようになりました。
お外よりも季節が先行しているのだなぁと思ったかえるです。
こんばんは。

季節の変わり目に出すお手紙、という丁寧なものを送る習慣など
廃れて久しい今日この頃ですが、
それでも、季節折々に対応した手紙や葉書、シールにポストカード
といったものは、未だに勢力衰えないらしく。

文具屋さんでふらふらとしていたところ、
それはもう、大量の金魚と紫陽花と、ビールに出会う機会に恵まれました。

透明のセロファンに印刷された金魚、
紙を基調としたぽこんっと半立体に印刷された金魚、
さらには、金魚鉢を模した袋の中に、これまた透明ぷっくりな金魚が入っているという、
凝りに凝っている金魚のシール。

シール会社がヤケッパチのように新作を出している隣には、
やっぱり、便箋会社がこれまたヤケッパチのように新作を出し、
またまたその隣の特設ブースには「父の日」対策の、
オルゴールや半立体などの特殊加工を多様したビールメインのポストカードが、
「これでもか!」とばかりにどっさりと並べてありました。

まだ後ろ足しか生えていなかった頃には、欲しくて欲しくて、
でも偉すぎて買えなかったこれらの品々。

両足が生えた上に、2足歩行可能となった今では、
「何処に出そう?」と悩みつつも、つい買ってほっこりと楽しむ一品。

…。
そうやって、毎季節じわじわと増えていくのは見てみぬふりで対処するとしても、
やっぱり、会社対抗季節物というものは根性とヤケッパチと負けず嫌いの固まりで、
大層綺麗だなぁと思うのです。

しみじみ。
      
 
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