平成16年10月20日。
 
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毎日使うものだから…と張り切ったのは良いのですが、
実はあんまり使わないものだと気がつき、へこたれたかえるです。
こんばんは。

新しいものよりは古いものを。
短期間で消えるものよりも、長くあるものを。

小さい頃から何故か、新しいものよりもアンティークじみたものが大好きだったので、
かえるの身の回りには、「長く使える定番商品」というものが沢山あります。

ナイフやフォークなどのシルバー商品は、お気に入りの定番商品を揃えてしまいましたし、
普段使いのかばんなども、メーカー名が入っていないシンプルだけど良いものを、
親から譲ってもらってこそこそと使っています。

おかげで、どこに行くのにも同じ格好になってしまうので、
時折新しいものが欲しくなるのが難点です。

そんな事を思いつつ、先日ふらふらとしていたのですが、
ふらふらとしていた先で、「伝統文化物産展」という面白いものをされていたので、
つい足を向けてしまいました。

どうやら、地元で作られている手工業製品を実演付きで展示、販売してみよう。
という趣向だったらしく、あちこちで座布団ごと運んできたに違いない職人さんたちが、
それはもくもくと作品を作っていました。

その中でも、かえるがめろめろになってしまった物が、つげのクシ。
手のひらサイズから日常使いに便利なサイズまでいろいろあり、
細工も、シンプルなものから精緻を極めたものまで、本当に沢山ありました。

日常用のツゲは流石にお値段もはるので、かえるの手元には引き止められませんでしたが、
代わりに、旅行用に使う小さなクシを買って帰ってきました。

椿油をしみこませて使う、手のひらサイズの小さなクシ。
今はまだまだ新品のつややかさの残るクシですが、10年ぐらい使い続けると、
それは綺麗なあめ色のクシに変身してくれるそうです。

10年経たないと出てこない色。
革製品よりもまだ長くかかる色。

ちゃんと10年使い続けられるかが心配ですが、
その色目指して使い続けてみようと思います。

わくわく。
      
 
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